報道発表資料

この記事を印刷
2017年02月16日
  • 地球環境

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)との共催による「第2回アジア太平洋島嶼国における再生可能エネルギー導入支援研修」の実施結果について

 環境省及び国際再生可能エネルギー機関(以下、IRENAという)は、平成29年2月6日から10日に、東京、神戸市及び淡路島において、「第2回アジア太平洋島嶼国における再生可能エネルギー導入支援研修」を実施しました。
 本研修は、アジア太平洋の島嶼国において再生可能エネルギーを普及させる上で必要な能力を構築することを目的に実施し、我が国及び地方自治体(兵庫県)の政策、制度、事例等を紹介するとともに、参加国における導入事例や課題を共有・議論しました。また、再生可能エネルギー導入の計画策定・実施について、実際の導入を想定した演習を行い、調整者の役割について理解を深めました。更に、淡路島を訪問し、再生可能エネルギー施設を視察しました。

1.研修概要

  日程

平成29年2月6日(月)~10日(金)

  主催(順不同)

日本国環境省、国際再生可能エネルギー機関(International Renewable Energy Agency: IRENA)

実施場所

環境省、外務省、ANAクラウンプラザホテル神戸(神戸市)及び淡路島

参加者

アジア太平洋の島嶼国の行政官12名、 IRENA事務局2名、研修講師(環境省、経済産業省、外務省、JICA、兵庫県等)13名、 関係者、事務局等11名

計38名

2.結果概要

  • 環境省、経済産業省及びJICAから、日本の再生可能エネルギーに対する政策、支援制度の概要、並びに導入事例等を紹介しました。外務省では、日本のエネルギー分野の国際支援について島嶼国の参加者と意見交換を実施しました。兵庫県からは、地方自治体における再生可能エネルギー導入の取組を発表しました。

  • 島嶼国の参加者から、自国のエネルギー事情及び再生可能エネルギーの導入事例について発表があり、課題や解決策について意見交換を行いました。

  • IRENA及び外部講師から、再生可能エネルギー導入の計画策定・実施における調整者の役割を講義しました。また、計画策定を支援するシミュレーション・ツールを紹介しました。更に、実際の計画策定・実施を想定した演習を行い、住民、ドナー等の様々なステークホルダーとどのように調整を進めていくべきかについて、理解を深めました。

  • 再生可能エネルギーに係る先進的な取組の効果や課題について理解を深めるため、淡路島を訪問し、再生可能エネルギー施設(太陽光、風力)を視察するとともに、兵庫県による「あわじ環境未来島構想」の取組についての講義を受け、意見交換を行いました。

【参考】

国際再生可能エネルギー機関(IRENA):

2010年に設立された、再生可能エネルギーの普及及び促進を目的とした国際機関。我が国は設立当初から理事国に選出され、特に再生可能エネルギーの開発途上国における展開を支援している。現在149か国及びEUが加盟し、本部をアブダビ(アラブ首長国連邦)に置く。

【関連記事】

平成28年2月22日

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)との共催による「アジア太平洋島嶼国における再生可能エネルギー導入支援研修」の開催結果について(お知らせ)

https://www.env.go.jp/press/102131.html

平成28年12月8日

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)等との共催による「小島嶼開発途上国(SIDS)における再生可能エネルギー導入のためのファイナンスワークショップ」の開催結果について(お知らせ)

https://www.env.go.jp/press/103284.html

連絡先
環境省地球環境局国際連携課
代表  03-3581-3351
直通  03-5521-8243、8248
課長   関谷 毅史(内線 6760)
課長補佐 田中 英二(内線 7760)
担当   小澤 修一(内線 6723)