国際再生可能エネルギー機関（IRENA）との共催による「アジア太平洋島嶼国における再生可能　エネルギー導入支援研修」の開催結果について（お知らせ）

１．研修概要

日程：2016年2月8日（月）～12日（金）

主催（順不同）：日本国環境省、国際再生可能エネルギー機関（International Renewable Energy Agency: IRENA）

　　開催場所：都市センターホテル（東京都千代田区）

参加者：アジア太平洋の島嶼国の行政官10名、　IRENA事務局3名、研修講師（環境省、経済産業省、 JICA、GCF等）9名、　関係者・事務局等16名　

計38名

２．結果概要

• 研修の冒頭に、島嶼国参加者から、自国のエネルギー事情や再生可能エネルギーの導入事例の発表・意見交換を行いました。

• 環境省及び経産省から、我が国における再生可能エネルギーに対する政策や支援制度及び二国間クレジット制度（JCM）の概要や事例を紹介しました。また、民間事業者から、島嶼国における再生可能エネルギー導入の支援事例を発表しました。

• 緑の気候基金（GCF）及び国際協力機構（JICA）の担当者から、組織の役割及び島嶼国が利用可能な資金スキームを紹介しました。

• IRENA及び外部講師から、国際機関等に提出する資金提案書の作成に必要な知識や分析手法を紹介しました。島嶼国参加者は、それらを基にした提案書作成方法及び手続きの進め方を、実際に即した演習で理解を深めました。

• 再生可能エネルギーに係る先進的な取組みの効果や課題について理解を深めるため、都内の民間施設２か所を現地視察しました。

【参考】

国際再生可能エネルギー機関（IRENA）：

2010年に設立された、再生可能エネルギーの普及・促進を目的とした国際機関。我が国は設立当初より理事国に選出され、特に再生可能エネルギーの開発途上国における展開を支援している。現在145ヶ国が加盟し、本部をアブダビ（アラブ首長国連邦）に置く。