報道発表資料
ストックホルム条約については、新たに3物質群の製造・輸入等が規制される条約対象物質への追加の検討、バーゼル条約については、有害物質を含む廃棄物の適正処理等に関するガイドラインの策定、ロッテルダム条約については、新たに5物質の輸出入に際しての要事前届出物質への追加の検討などが議論される予定です。
また、会合期間中に開催される3条約合同のサイエンスフェア(条約に関する科学的知見等の展示会)では、我が国が行っている東アジアPOPsモニタリング事業などが紹介される予定です。
1.背景
「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(ストックホルム条約)、「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」(バーゼル条約)及び「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」(ロッテルダム条約)の締約国会議は、有害な化学物質及び廃棄物を規制し、これらが環境及び人の健康に与える影響を防ぐという3条約共通の目的を効果的に達成するため、2013年に合同で開催されました。今後、さらなる連携の促進のため、引き続き本年も連続して開催されます。
2.会合の概要
(1)開催地・会議期間
開催 地:ジュネーブ(スイス)
開催期間:2015年5月4日(月)~5月15日(金)
[各締約国会議の主なスケジュール](予定)
ストックホルム条約第7回締約国会議 |
5月5日 ~ 5月8日 |
バーゼル条約第12回締約国会議 |
5月8日 ~ 5月12日 |
ロッテルダム条約第7回締約国会議 |
5月12日 ~ 5月14日 |
3条約締約国会議合同セッション |
5月4日~ 5日、5月15日 |
(2)主な議題
[ストックホルム条約]
○条約への新規POPs物質の追加(塩素化ナフタレン(CN)、ヘキサクロロブタジエン(HCBD)、ペンタクロロフェノール(PCP)とその塩及びエステル類)
○条約の有効性評価
[バーゼル条約]
○POPs廃棄物、水銀廃棄物及びE-Wasteに関する技術ガイドライン
○有害廃棄物等の環境上適正な管理に関するガイドライン
[ロッテルダム条約]
○附属書Ⅲへの対象化学物質の追加(メタミドフォス他4物質)
[3条約合同セッション部分]
○3条約間で条約事務局の統合など運営面の効率化
○地域センターの連携など条約実施の協調等を進める取組及び予算
○技術援助及び資金メカニズム、条約遵守
(3)会議文書等
議題、会議文書等は条約事務局のウェブサイト
(http://synergies.pops.int/2015COPs/MeetingDocuments/tabid/4243/language/en-US/Default.aspx)から入手可能です。
(4)我が国からの出席者
我が国から、外務省、経済産業省及び環境省の担当官が出席します。
(5)サイエンスフェア
会合期間中の5月7日~9日に開催される3条約合同のサイエンスフェア(条約に関する科学的知見等の展示会)では、我が国が行っている東アジアPOPsモニタリング事業などが紹介される予定です。
<各条約関連Webページ>
・ストックホルム条約関連情報 https://www.env.go.jp/chemi/pops/index.html
・バーゼル条約関連情報 https://www.env.go.jp/recycle/yugai/index.html
・ロッテルダム条約関連情報 https://www.env.go.jp/chemi/pic/index.html
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課適正処理・不法投棄対策室
直通:03-5501-3157
代表:03-3581-3351
課長 :角倉 一郎(内線6871)
室長補佐:塚原 沙智子(内線6885)
主査 :渡辺 聡 (内線6885)
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
直通:03-5521-8261
代表:03-3581-3351
課長 :森下 哲 (内線6350)
課長補佐:斉藤 貢 (内線6368)
専門官 :土井 研治(内線6361)
環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課化学物質審査室
直通:03-5521-8253
代表:03-3581-3351
室長 :福島 健彦(内線6309)
室長補佐:高橋 亮介(内線6324)
係長 :彦坂 早紀(内線6328)