報道発表資料
国は関係機関と連携し、常磐自動車道の早期開通を目指し、「常磐自動車道警戒区域内における除染モデル実証事業」の結果(平成24年8月31日公表)より路面の舗装や路盤混合による線量低減効果を確認し、これを踏まえ除染とインフラ復旧・整備工事の「一体的施工」を実施してきました。
今般、NEXCO東日本による整備工事が行われ、常磐富岡インターチェンジ(以下「IC」という。)~浪江IC間が平成27年3月1日に開通することを受け、環境省では、路面舗装等の効果による線量低減を期待した「除染方針」(平成24年8月31日公表)の達成状況の確認を行いましたので、公表します。
今般、NEXCO東日本による整備工事が行われ、常磐富岡インターチェンジ(以下「IC」という。)~浪江IC間が平成27年3月1日に開通することを受け、環境省では、路面舗装等の効果による線量低減を期待した「除染方針」(平成24年8月31日公表)の達成状況の確認を行いましたので、公表します。
除染とインフラ復旧・整備工事の「一体的施工」により、
①放射線量の低減、②廃棄物の削減、③工期の短縮
を同時に可能とすることができた。
○ 常磐富岡IC~浪江IC間において「除染方針」を達成
(当該区間全体における道路上の地上1mにおける空間線量率は、
平均1.1µSv/h、最大4.8µSv/h(除染前は最大35.9µSv/h))
○ 常磐富岡IC~浪江IC間において約9,000m3の除去土壌の発生量を削減と試算
(浪江IC~南相馬IC間で約5,000m3、合計で約14,000m3の除去土壌の
発生量を削減と試算)
※参考 平成24年8月31日に公表した常磐自動車道に係る除染方針
路面舗装等の効果による線量低減を期待した「除染方針」
①3.8µSv/h超~9.5µSv/h以下(平成24年6月時点):
今後の復旧・整備工事で修繕・整備する箇所については、路面舗装等の効果による線量低減が期待されることから、路面上における供用時の空間線量率を概ね3.8µSv/h以下とすることを目指す。
②9.5µSv/h超(同上):
合理的な範囲内で効果的な除染を出来うる限り実施し、路面上における供用時の空間線量率を、最も高い箇所においても、概ね9.5µSv/h以下とすることを目指す。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局除染チーム
代表 :03-3581-3351
次長 :元永 秀
補佐 :藤井 進太郎(内線7535)
担当 :佐藤 滋芳(内線7539)
福島環境再生事務所
代表 :024-573-7330
課長 :加藤 聖
企画官:槙田 雅士(内線402)
担当 :八木橋 龍美(内線662)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成26年12月4日
- 常磐自動車道(浪江~南相馬)における除染方針の達成状況について(お知らせ)
- 平成26年2月21日
- 常磐自動車道(広野~常磐富岡)における 除染方針の達成状況について (お知らせ)
- 平成25年9月27日
- 常磐自動車道における除染の結果について(お知らせ)