報道発表資料

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2015年01月27日
  • 水・土壌

地中熱利用ヒートポンプシステムの設置状況調査の結果について(お知らせ)

 地中熱を利用したヒートポンプは、年間を通じて温度変化の少ない地中を熱源とし、省エネルギー・二酸化炭素排出抑制・ヒートアイランド緩和に寄与します。
 環境省では、平成22年度から2年毎に全国の地中熱利用ヒートポンプシステム設置状況を調査しています。今般、本年度実施した調査の結果をとりまとめました。
 年間設置件数は年々増加傾向にあり、2012年と2013年には250件を超え、累計設置件数は、前回調査(2011年まで)の990件から2年間で523件増の1,513件(2013年まで)となりました。
 近年、普及が進む地中熱利用の実態把握と今後の更なる普及促進の基礎資料とするため、環境省は引き続き本調査を行ってまいります。

1.調査の概要

調査対象:特定非営利活動法人地中熱利用促進協会(以下、「協会」という。)の会員、協会が地中熱利用に関する実績を把握している事業者(施主、設計者、工事会社等)・大学・地方公共団体及びインターネットでの検索結果により地中熱利用に関する実績を有する事業者・大学

調査方法:調査票を電子メールで送付・回収

調査回収結果:依頼数122、回答数90

集計方法:1月~12月を1年とし、2013年12月までの設置件数を集計した

 

2.調査結果の概要

 2013年までの地中熱ヒートポンプ累計設置件数は1,513件で、前回調査の990件から523件増となり、2012年、2013年の年間設置件数は250件を超えました。【表1、別紙 図1 参照】

 なお、方式別では、クローズドループ1,301件(86.0%)、オープンループ201件(13.3%)、併用11件(0.7%)となっています。【別紙 図1参照】

 

表1 年間設置件数

設置年

設置件数

1981~1999年

69

2000年

10

2001年

10

2002年

25

2003年

21

2004年

41

2005年

47

2006年

117

2007年

70

2008年

104

2009年

115

2010年

148

2011年

213

2012年

251

2013年

272

 

〔参考〕

 

 また、環境省では平成26年度から環境に配慮した地熱・地中熱等利用事業の初期コスト低減による自立的普及を促し、地域のニーズや特性に適した環境保全型低炭素社会の構築を目指した補助事業を実施しています。平成27年度も引き続き継続していきたいと考えています。

 

 

 

 

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室
代表  :03-3581-3351
直通  :03-5521-8308
室長  :二村 英介(内線6610)
室長補佐:米山 実  (内線6606)
担当  :萩原 将博(内線6608)
 

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