総合環境政策

廃棄物管理士講習会(公益社団法人 大阪府産業資源循環協会)

■事業概要

事業名称 廃棄物管理士講習会(考査を含む)
事業内容 産業廃棄物処理の出発点であり、重い処理責任を全うしなければならない排出事業者に廃棄物処理法の仕組みをわかりやすく伝え、現場で活用できる適正処理の知恵を身につけてもらうための廃棄物管理士講習会を実施しています。

 講習会にあわせて廃棄物処理に必要な知識が備わっていることを確認するための考査を実施し、合格者には「廃棄物管理士」の資格を付与しています。「廃棄物管理士」には修了証と認定証(カード)が発行されます。

分野 リサイクル・廃棄物
事業種別 育成・認定事業
事業の行われる場所 屋内
対象者の範囲 主として、産業廃棄物を排出する事業場で処理業務に従事する者を対象とする。
受講資格は設けていない。考査の受験資格は、当日講習を受講した者に限定。
料金・手数料 \15,400(消費税込)
登録年度 R3年度
主務省 環境省

■事業内容

育成事業

講習等について

講習等の内容

時間数

受講定員数

「廃棄物処理に関する法制度」

環境基本法における廃棄物処理の位置づけ及び廃棄物処理法と各種リサイクル法との関係並びに廃棄物処理法における産業廃棄物の定義、処理責任及び処理業許可制度等について学習する。

講義100分

50名

「産業廃棄物の保管と処理」

生活環境の確保を目的とした産業廃棄物の保管基準及び処理基準について学習する。

講義50分

50名

「産業廃棄物の処理委託」

産業廃棄物の処理委託に係る基準、処理業者の許可証の見方及び契約書について学習する。

講義70分

50名

「産業廃棄物管理票と帳簿」

産業廃棄物の適正処理を確認するツールとしての管理票の運用及び帳簿の記録・保管義務について学ぶ。

講義70分

50名

「考査」(詳細は別紙6)

50分

50名

施行規則第4条第2項第1号ロ関係

環境の保全に関する指導又は協働取組の促進に必要な知識又は技能に関する事項

本講習は、廃棄物の排出抑制及び適正処理により生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とした廃棄物処理法の理解を通じて、排出事業者の資質向上を図ることを目的としている。

環境の保全に関する指導の安全な実施に必要な知識又は技能に関する事項

本講習で使用する当協会が作成したテキストには、有害廃棄物の定義及び処理基準を延べ9ページにわたって解説しているほか、資料編においても有害廃棄物の定義(約4ページ)及び廃棄物を安全に処理委託するための廃棄物データシートの例(2ページ)を掲載している。

施行規則第4条第2項第1号ハについて

講習等を受けようとする者の安全の確保を図るための措置

講習会場はバリアフリー施設を利用しているほか、感染拡大防止策として、令和2年度は講習会の定員を通常の100名から30名に、令和3年度はより広い会場に代え定員を50名にして開催している。

認定事業

審査について

審査方法

審査基準

◎筆記試験による考査 (回答時間40分)

環境保全に係る法体系に関する理解を問う (2問)

廃棄物処理法に基づく産業廃棄物処理の基本的事項に関する知識を問う (16問)

産業廃棄物の処理基準に関する理解を問う (8問)

産業廃棄物の処理委託に必要な知識を問う (10問)

産業廃棄物管理票の取扱い方法に関する理解を問う (12問)

産業廃棄物に係る帳簿に関する理解を問う (2問)

1~6の合計50問のうち34問以上正解で認定・「廃棄物管理士」の認定証とカードを交付

施行規則第4条第2項第2号ハ関係

環境の保全に関する指導に必要な知識又は協働取組の促進に必要な知識又は技能の水準に関する基準

廃棄物の排出抑制及び適正処理により生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とした廃棄物処理法に対する理解と実務能力を、50問の出題に対して34問以上正答することをもって認定している。

環境の保全に関する指導の安全な実施に必要な知識又は技能の水準に関する基準

50問の出題のうち8問を産業廃棄物の安全な取扱いに直接関連する保管基準と処理基準に係る設問としている。

施行規則第4条第2項第2号二について

審査を受けようとする者の安全の確保を図るための措置

考査会場はバリアフリー施設を利用しているほか、感染拡大防止策として、令和2年度は講習会の定員を通常の100名から30名に、令和3年度はより広い会場に代え定員を50名にして開催している。

■活動実績と活動計画

■育成者・認定者実績

令和4年度育成者・認定者数 310名
令和3年度育成者・認定者数 326名
育成者・認定者の総数 6,114名
産業廃棄物を排出している工場・事業場のほか、産業廃棄物処理業者、行政職員、警察官、コンサルタントや行政書士などの方々も受講しています。

■認定者のその後の活動状況

  • 廃棄物管理士として認定された方は、工場、事業場及び建設現場などの第一線で廃棄物の適正処理を根本から支えています。
  • その他、行政書士や社会保険労務士等の方々がコンサルティングを通じて多くの企業に適正処理の知識を広めています。
  • 認定者にはCPDS(継続学習制度)において7ユニットが付与されます。

■認定者へのフォローアップ状況

令和3年度は、試験的に2コース選択制のフォローアップ研修を開催し、31名の廃棄物管理士が受講しました。

■事業に関するPR・メッセージ

廃棄物を適正に処理するために必要な知識が一日の講習で身につきます。
廃棄物処理法に基づく処理委託契約の結び方からマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付・管理まで、初めての方にもわかりやすく解説しています。
また、根拠となる廃棄物処理法の条文を示しているので、これまで経験に基づいてやってきたことの「なぜ」がよくわかると、廃棄物処理のプロにも高く評価されています。

■実施主体

事業者名 公益社団法人 大阪府産業資源循環協会
団体概要

産業廃棄物処理業者を中心に、廃棄物をはじめとするさまざまな環境問題に高い関心を持つ企業が集まって、環境に関する普及啓発、講習会及び調査研究などの活動に取り組んでいる公益社団法人です。

ホームページ http://www.o-sanpai.or.jp/
住所 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号
電話 06-6943-4016
FAX 06-6942-5314
E-mail info@o-sanpai.or.jp
問合せに関する注意事項 平日(月曜日~金曜日) 9:00~17:00