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平成27年度環境研究総合推進費 研究成果発表会 環境研究の最前線

再生可能エネルギーを活かすネットワークのかたち

小林  久
( 茨城大学農学部 教授 )
【 1F-1201 】 再生可能エネルギー需給区連携による『もたせ型』分散エネルギー・システムの開発

概要:

 本研究では、再生可能エネルギーの需給を分散自律型に制御する「もたせ型」分散エネルギー・システムを提唱し、具体的な地域へのモデル適用研究、実態調査、技術的検討、運営方式などについて総合的に検討しました。


廃きのこ培地の再生による持続可能な循環型農業システムの構築

宮本  徹
( 株式会社前田製作所 新規事業部 部長 東北大学大学院医学系研究科附属動物実験施設 非常勤講師 )
【 3J123002 】 ソフト水熱プロセスによる廃きのこ培地再生処理技術の開発に関する研究

概要:

 本研究では、きのこ栽培日本一の長野県での研究であり、地域貢献度が高く、また、地元農協(JT)の協力を得て、現地での需要に見合った能力を有する実証機を製作し、5年の稼働で採算性が取れることを確認するなど、実用化に向けた実証を行いました。


廃自動車の行方を考える−資源と環境の視点から見た使用済み自動車−

酒井 伸一
( 京都大学環境安全保健機構附属環境科学センター長・教授 )
【 3K123001 】 使用済み自動車(ELV)の資源ポテンシャルと環境負荷に関するシステム分析に関する研究

概要:

 本研究では、地球環境にとって重要な課題でありながら、これまでほとんど調査されていなかったアジア地域の使用済み自動車(ELV)のリサイクルのための重要な基礎的データを収集しました。


暑いだけじゃない地球温暖化−世界の気候モデルが予測する東アジアと日本の雨−

高薮  縁
( 東京大学大気海洋研究所 教授 )
【 2A-1201 】 CMIP5マルチモデルデータを用いたアジア域気候の将来変化予測に関する研究

概要:

 本研究では、複数の気候モデル同士による比較試験データと最新の各種観測データなどを詳細に解析することにより、気候モデルの再現性の評価・検討を行い、アジア域の気候について信頼性の高い将来変化の傾向を導き出しました。


ダム開発によって脅かされるメコン川の生態系サービス

福島 路生
( 国立研究開発法人 国立環境研究所主任研究員 )
【 4D-1202 】 国際河川メコン川のダム開発と環境保全-ダム貯水池の生態系サービスの評価

概要:

 本研究では、水質環境や生産構造に関する知見の乏しい東南アジアの国際河川メコン川のダム貯水池の食物網、魚類に関する基礎生物学的情報や回遊経路、ダム建設の回遊に及ぼす影響などを明らかにするとともに、数値シミュレーションによるダム建設の魚類の種多様性や水産資源に与える影響評価を行いました。


新規環境汚染物質?シリコーン化合物の環境汚染実態を探る

堀井 勇一
( 埼玉県環境科学国際センター化学物質担当 専門研究員 )
【 5RFb-1202 】 低分子ポリジメチルシロキサンの高精度分析法開発と環境汚染実態の解明

概要:

 本研究では、揮発性メチルシロキサン(VMS)について、パージトラップ−溶媒抽出−GC/MS法を用いる高精度分析法を開発すると同時に、下水処理施設、河川水、底質、魚類等の試料中のVMS分析データを収集・解析しました。本研究によって、東京周辺の水環境におけるVMSの汚染実態や動態に関する多くの新しい知見が蓄積されました。


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