島に行く

陸地を離れ、海をクルーズして渡る島への旅。
そこには日常とは別のゆるやかな時間が流れています。三陸復興国立公園には、宮城県エリアに島が点在。気仙沼沖に浮かぶ“緑の真珠”といわれる「大島」や、“猫の島”として有名な「田代島」、ニホンジカや巨木に出会える「金華山」などがあります。親潮・黒潮の潮境にあたることから、東北地方でありながら気候も温暖。ゆったりとおだやかな島時間を満喫してください。

※所要時間は、歩く速度や施設での滞在時間によって変わりますので、計画を立てる上での目安としてご覧ください。

金華山【宮城県石巻市】

金華山【宮城県石巻市】

【順路】 距離:約4.0km 所用時間:約2時間

金華山黄金山神社 → 水神社 → 山頂 → 金華山黄金山神社

標高約445mの金華山は全体が石巻沖に浮かぶ島となっています。麓の黄金山神社は「3年続けてお参りすると、一生お金に困ることはない」といわれ、各地から参拝客が訪れます。ここを登山口として山道が続き、周遊できるルートがあります。登山道はブナやモミの原生林に囲まれ、稜線に出ると海を眺めることもできる心地よさ。山頂からの眺めも絶景です。神社と反対側には岩棚に波しぶきが打ち寄せる「千畳敷」という景勝地があります。麓に近いエリアには鹿や猿がおり、さまざまな自然を満喫できるパワースポットです。

島へのアクセス

鮎川港 → 金華山
お問い合わせ:
金華山航路事業協同組合(0225-44-1850)
女川港 → 金華山
お問い合わせ:潮プランニング

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網地島【宮城県石巻市】

網地島【宮城県石巻市】

【順路】 総距離:約5.4km 所用時間:約3時間

網地港 → 網地白浜海水浴場 → 島の学校 → 長渡港

石巻沖に浮かぶ自然豊かで温暖な気候を持つ網地島(あじしま)。北側の網地港と南側の長渡港がアクセスの拠点となっており、そこを中心に2つの集落があります。網地港付近にある「白浜海水浴場」は東北屈指の透明度を誇り、夏には多くの海水浴客でにぎわいます。南端にある「ドワメキ崎」は、波の“ドワメキ”とともに牡鹿半島や金華山が眺められる島一番の絶景スポット。灯台の先には、断崖絶壁に打ち寄せる波を眺められる場所もあります。

島へのアクセス

石巻港 → 田代島 → 網地島 → 鮎川港
お問い合わせ:網地島ライン

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田代島【宮城県石巻市】

田代島【宮城県石巻市】

【順路】 総距離:約5.2km 所用時間:約3時間

大泊港 → 三石崎 → 仁斗田港

網地島と並んで石巻沖に浮かぶ田代島は、猫が島民よりも多いといわれる“猫の島”。近年、猫好きの間で話題になっている観光地です。猫は大漁を招く存在として島民に大切にされ、犬が一匹もいないばかりか、島の守り神として祀られた「猫神社」もあります。寒流と暖流がぶつかる潮境にあるため、温暖な気候と海の幸に恵まれているのも特徴。猫のようにのんびりとおだやかな気持ちで、コバルトブルーの海に囲まれた豊かな森を散策することができます。

島へのアクセス

石巻港 → 田代島 → 網地島 → 鮎川港
お問い合わせ:網地島ライン

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気仙沼大島【宮城県気仙沼市】

気仙沼大島【宮城県気仙沼市】

【順路】 総距離:約6.4km 所用時間:約3時間

小田の浜 → 温浜 → 龍舞崎入口 → 龍舞崎 → 龍舞崎入口

気仙沼湾内に浮かぶ気仙沼大島は、湾が育んだような緑豊かな美しさから“緑の真珠”と称されています。北側にある標高235mの「亀山」山頂は、島内の浜や金華山をのぞむ展望スポット。薄緑色の花をつける御衣黄という珍しい桜や椿の名所としても知られています。ほかにも、快水浴場百選・海の部特選に選出された「小田の浜海水浴場」や国の天然記念物に指定された鳴砂の浜「十八鳴浜(くぐなりはま)」など見どころ豊富な島です。

島へのアクセス

気仙沼観光浅橋 → 浦ノ浜港
お問い合わせ:大島汽船株式会社(0226-23-3315)

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