ウェブサイト作成ガイドライン | コンテンツ制作ガイドライン:7. 入力や操作を支障なく行えるようにするために

コンテンツ制作ガイドライン:7. 入力や操作を支障なく行えるようにするために

目次

  1. はじめに
  2. 情報を見やすくするために
  3. 情報を探しやすくするために
  4. ホームページ内を快適に移動できるようにするために
  5. 情報の内容を理解できるようにするために
  6. 情報を支障なく読みとれるようにするために
  7. 入力や操作を支障なく行えるようにするために
  8. 8. 危害や苦痛を与えないために

7. 入力や操作を支障なく行えるようにするために

7.1. キーボードだけですべての操作が行えるようにする

関連JIS項目:【7.2.1.1、7.2.1.2、7.2.1.3、7.2.4.3、7.2.4.7、7.3.2.1、7.3.2.2】

作成方針
  • すべての操作をキーボードで行えるようにする。
  • 新規にホームページを作成する場合は、キーボードのTABキーとEnterキーを使って、ホームページ内のリンクを利用できること、入力フォームなどを利用できることを確認する。
  • キーボードのTABキーを使ってホームページ内のリンクやフォームの選択候補(フォーカス)を移動する場合に、情報の意味のつながりや関係性に即した順序で移動するように、リンクやフォームを配置する。
  • キーボード・フォーカスがあたっていることが視覚的に確認できるようにする。

7.2. 入力フォームは分かりやすく作成する

関連JIS項目:【7.1.1.1、7.2.4.6、7.3.3.2、7.3.3.5】

作成方針
  • 入力フォームを用いたページを作成する際には、以下の内容に配慮する。
    • 適切な項目名(ラベル)をつける。
    • HTMLのタグによる記述で、項目名(ラベル)と入力欄との対応関係を指定する。
    • 入力項目に制約事項(全角/半角、ハイフンの有無など)を設ける場合は、テキストで説明を記載する。

7.3. フォームの入力内容を確認し、取り消しや修正が可能な仕組みを用意する

関連JIS項目:【7.2.4.6、7.3.3.1、7.3.3.2、7.3.3.3、7.3.3.4、7.3.3.5、7.3.3.6】

作成方針
  • フォームを作成する時は、利用者が一度入力した内容を確認し、必要に応じて修正してから送信したり、送信を取りやめたりすることができる仕組みを用意する。
  • 入力内容の修正を求める場合には、修正が必要な箇所とその修正方法をひと目で分かるように表示する。
  • 入力したすべての項目を入力しなおすことなく、修正が必要な項目だけを編集できる仕組みを用意する。

7.4. 閲覧や操作、入力に制限時間を設定しない

関連JIS項目:【7.2.2.1、7.2.2.3、7.2.2.5】

作成方針
  • ホームページの閲覧や操作、入力に制限時間を設定しない。

7.5. JavaScriptを使用する場合は、様々な利用者に配慮する

関連JIS項目:【該当なし】

作成方針
  • JavaScriptを用いたページの作成を業者へ依頼する際は以下の内容を指示する。
    • メニューなど情報やサービスを利用するために必要不可欠な操作部分にJavaScriptを使用する場合は、JavaScriptが機能しない場合でも情報の選択や移動ができるようにする。必要な場合は代替手段を用意する。
    • イベントハンドラを用いる際には、マウスで操作した場合もキーボードで操作した場合も同じ効果が得られるよう、マウスに関する指定とキーボードに関する指定を併せて行う。

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