文字サイズ

諸外国における自然再生事業事例(ヨーロッパ)


Hojby湖の再建

対象事業名
Hojby湖の再建
事業主体
Trundholm自治体と自然管理交付金による協力参加者
事業実施年度
1990年11月
上位計画
自然管理条例(Nature Management Act)は、1989年に効力を発し、デンマーク議会の賛成多数によって決議された。この目的は、自然資源に影響する開発抑制や、デンマークでの植林地を増加させ、一般大衆のレクリエーション活動の機会をも改善することであった。この条例は、自然と人間の利益のための多くの活動を開始した効率的で近代的なツールであるとしている。
自然再生を行う対象
・Hojby湖及びその周辺環境の復元による景観再生(landscape restoration)
・Odsherredにおいて40ヘクタールの低地からHojby湖の北に水を排出し続けていたポンプ場(電気ポンプ)の機能を停止させた。このポンプ場は、耕作地であったということの資料館(情報センター)として存続している。
・過去の景観を取り戻し、多くの野鳥の飛来地と冬季のレクリエーション地(スケートが可能な湖)としての機能が回復した。
上位計画の概要
デンマークでは、過去数十年にわたって農業生産性を向上する目的で多くの湖や湿地が埋め立てられた。近年になって、農薬の普及や栽培技術の向上により生産性の確保は容易となり、多くの自然保護活動団体や住民の過去の景観を取り戻したいという活動と一体となり、プロジェクトが開始されている。
再生目標
湖の再生
事業背景
・1989-90年、この条例は485のプロジェクトの実現の基礎を形作り、自然管理の努力は、デンマークの景観(landscape)を計画することから進められた。例えば、復元された湖、町に近接した新たな森林、そして多くの自然域の再生という形で行われた。自然管理条例では、日々における管理が、自発的協力の原則に基づいている。広域的な地方のサポートは、ほとんどの自然管理プロジェクトにとって必要であり、プロジェクトのいくつかが、地方のイニシアチブに基づいて実施された。
・1986年に、Trundholm自治体は多くの技術的なパイロットスタディを開始した。今日、Hojby湖プロジェクトは自然管理条例に基づき資金を供給した最初の主要な回復プロジェクトの1つである。
事業実施場所/規模
Hojby湖及びその周辺(40ha)
事業費/資金源
事業費:3.7DKK million及び基金 4.3DKKmillion
資金源:明記なし
事業内容
排水管を撤去し、過去の景観を復元し、市民のレクレーション場と野生動物の生息環境、景観を再現すること。
参考文献/URL
「NATURE MANAGEMENT IN DENMARK 」(the ministry of the environment/ the national forest and nature agency,1992)
ページトップに戻る