自然環境・生物多様性

第63次南極地域観測隊同行日記9

南極観測隊同行を終えて

202246日(水

328日に南極観測船しらせは、海上自衛隊横須賀基地に無事に到着しました。予定より2日早い帰国となりましたが、これで約5か月間の第63次南極地域観測隊の夏隊の活動が全て終了しました。そして、同隊に同行した私のこの同行日記も今回が最終回となります。

63次南極地域観測隊の夏隊の活動は終了しますが、越冬隊はあと1年間、昭和基地で活動を続けていくので、引き続き頑張って頂きたいと思います。

私たちを乗せて南極まで運んでくれた南極観測船しらせは、この後、点検・補修など行い、今年の秋には第64次南極地域観測隊を乗せてまた南極に向けて日本を出発する予定です。

横須賀に入港する南極観測船しらせ(国立極地研究所提供)

横須賀に入港する南極観測船しらせ(国立極地研究所提供)

これまで私は、主に国立公園に関する業務を担当してきましたが、今回、南極地域の環境保全担当として実際に南極の自然環境を体感して、日本の自然公園や自然環境とは違った魅力を感じることができたのは大変良い経験となりました。(観測隊の様々な職種の方々に出会えたことも大変良い刺激になりました。)この南極地域の素晴らしい自然環境を将来にわたって守り続けるためにも、この同行日記をきっかけに少しでも多くの方々に南極地域の環境に興味を持って頂ければ大変嬉しいです。

今までお付き合い頂きありがとうございました。                      

         

掲載協力:国立極地研究所 

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