自然環境・生物多様性

第63次南極地域観測隊同行日記1

南極の様子を紹介していきます!

2022124(月)

はじめまして。

環境省で南極地域の環境保全を担当している萱島と申します。

現在、第63次南極地域観測隊に同行して南極にいますので、この環境省のホームページで南極の自然環境や観測隊の活動、生活など、同行の様子を紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

さて、今回は私が同行する第63次南極地域観測隊(夏隊)について簡単にご説明します。南極観測隊(夏隊)は、比較的天候が穏やかな南極の夏の期間に、海上自衛隊が運航を担当している南極観測船しらせに乗って南極に向かい、南極で調査研究、観測及び基地の維持管理等の活動を行います。(南極は南半球のため、日本とは逆の季節となります。)

しかし、天候が穏やかといっても、やはり南極なので、海氷を割りながら進む能力のある南極観測船しらせでないとたどり着けません。また航海中は海洋観測なども行うため、夏隊の活動期間である5か月弱のうち、日本と南極を往復する約3か月間はしらせの船内での活動となります。

新型コロナウィルス感染症の予防として、南極地域観測隊は、日本を出発する前の2週間、隔離施設に完全隔離の状態で生活し、11月10日の早朝に南極観測船しらせに乗り込み、横須賀を出発しました。

例年だと、日本からオーストラリアまで飛行機で行き、オーストラリアでしらせに乗船するのですが、今回の第63次南極地域観測隊は、新型コロナウィルス感染症の影響で、オーストラリアではなく日本からしらせに乗って出発となりました。(昨年出発した第62次南極地域観測隊も日本からしらせに乗船しました。)

これからしらせの船内や南極の様子を紹介できればと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

「第63次南極地域観測隊を乗せて出発する南極観測船しらせ」国立極地研究所提供

「第63次南極地域観測隊を乗せて出発する南極観測船しらせ」(提供:国立極地研究所) 

        

掲載協力:国立極地研究所                        

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