自然環境・生物多様性
第60次南極地域観測隊同行日記1 ~夏隊の行程について~
南極に向けて出発 ~夏隊の行程について~
2018年11月26日(月)
はじめまして。
現在、環境省で南極地域の環境保全を担当している安生浩太と申します。
この度、第60次南極地域観測隊に同行して南極へ行くことになりましたので、こちらのページで、南極の自然環境や観測隊の現地の活動、生活など、同行の様子をご紹介していきたいと思います。
これから南極観測隊に同行する約4か月の間どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は、私が同行する第60次南極観測隊夏隊の行程について簡単にご紹介します。
夏隊は、比較的気候が穏やかな南極の夏の期間に、自衛隊が運航する砕氷艦「しらせ」で日本と南極を行き来し、南極での活動を行います(南極は南半球のため、南極の真夏は日本とは反対の1月頃になります)。
しかし、気候が穏やかといっても、そこはやはり南極。昭和基地に行くためには水面の氷を割りながら進める砕氷艦(船)が必要になります。道中は海洋観測や沿岸観測などを行いながら進むため、夏隊の活動期間である4か月のうち、2か月程度は海上での活動になります。
<第60次南極地域観測隊夏隊本隊の行動経路>
観測隊員は、日本-オーストラリア間を空路で移動し、その後「しらせ」で南極を目指します。
※大まかな経路のイメージを示しています。
これから南極到着まで長い艦上生活が始まります。道中の様子もご紹介できればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<東京・晴海ふ頭からオーストラリアに向かうしらせと送り出す観測隊員(11月10日)>