第67次南極地域観測隊同行日記【第9回】

第9回:ついに昭和基地へ
2026年1月5日(月)

みなさん、こんにちは。
環境省の福濱です。
年末年始はいかが過ごされたでしょうか。
 
観測隊は、ついに12月25日、南極観測船「しらせ」からヘリコプターで飛び立ち、昭和基地に到着しました。
 

<ついに昭和基地に到着>

「昭和基地」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
私は、環境省職員として南極の担当になる以前は、あたり一面氷や雪の世界に基地がある景色を想像していました。
また、極寒の世界で、ガチガチに震えながら、暖かい服を何重にも着て活動するイメージでした。
 
ところが、ヘリコプターから降り立つと、そこは茶色い世界であり、映画で登場する別の惑星の工事現場のようでした。


<別の惑星の工事現場のような昭和基地>

雪もところどころありますが、ほとんど地面が見え、砂が舞い、雲母(うんも)という鉱物が空気中に舞ってキラキラしています。服に雲母がたくさん付いて、服がラメで飾り付けされたかのように見えます。


<キラキラになった服>

現在は、南極の夏で、暑い寒いの感じ方に個人差はもちろんありますが、私は、上半身は、長袖下着+半袖+フリース+ダウンジャケット+ハードシェルジャケット、下半身は、保温肌着+山用ズボン+カッパという恰好で作業をしています。極寒の中、何重も、モコモコの服を着るのかと想像していたので、日本の冬とあまり変わらない格好で活動できることにとてもびっくりしました。日によっては、私が過ごしたことのある北海道の冬より暖かいくらいです。
日差しは大変強く、まぶしすぎて目出し帽とサングラスは必須です。

日本は、ここ昭和基地を拠点として、多くの観測活動を行っています。南極の夏の間(日本の冬の間)は、観測活動のほか、昭和基地の建物や機械のメンテナンスや工事、そして、冬も昭和基地を拠点に活動する隊員たちの生活を支える準備が行われます。


<日本から約14000キロメートル>


<昭和基地は広いです!>