自然環境・生物多様性

シマホザキラン

1.概要

(1)分類
  • 被子植物 単子葉類 ラン科
  • シマホザキラン
  • 学名  Malaxis boninensis
  • 絶滅危惧ⅠA類(環境省第4次レッドリスト)
(2)分布及び個体数
  • 父島の中央部、標高200m~250mほどの林内に生育する。平成17年に北硫黄島でも確認された。
  • 父島の自生個体は10株未満。

写真:シマホザキラン

2.形態的特徴及び生物学的特性

  • 小笠原諸島父島及び北硫黄島にだけ生育する日本固有種。
  • 高さ15~25cmで卵状披針形~長楕円形の長さ5~10cmの葉を数枚つける多年生草本。
  • 花序は少しつまって花数が多く、花は淡緑色。

3.生息を脅かす要因

  • 外来種アフリカマイマイによる食害、周辺の木々の生長に伴う日照不足が圧迫要因。また、自然災害による生育地の崩壊や干ばつのおそれ、株が小さいためにノヤギに踏まれてしまう危険性が指摘されている。

4.保護増殖事業の概要及びその効果

  • 平成16年国内希少野生動植物種に指定、同年保護増殖事業計画(農林水産省、環境省)策定。
  • 東京大学附属植物園において系統保存を実施。
  • 自生地での踏みつけ防止柵の設置、人工授粉による結実促進等の増殖試験を実施。

5.他法令等による保護の状況

  • 自然公園法に基づき、小笠原国立公園の指定植物に指定されている。

6.参考

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