自然環境・生物多様性

オガサワラカワラヒワ

1.概要

(1)分類
  • スズメ目 アトリ科
  • 亜種オガサワラカワラヒワ
  • 学名  Chloris sinica kittlitzi
  • 絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)
(2)分布及び個体数
  • 東京都小笠原村父島列島、母島列島及び火山列島に分布。近年、確実に生息が確認されているのは母島列島の母島、母島属島(平島、向島、姉島、妹島、姪島)と火山列島の南硫黄島のみ。
  • 個体数は近年減少しており、推定で200個体程度との報告がある。

オガサワラカワラヒワ

2.形態的特徴及び生物学的特性

  • 全長は130mm。
  • 亜種カワラヒワ(C.s.minor) に似るが、オスはより鮮やかな色彩をしている。亜種カワラヒワより体重、翼長、尾長ともにやや小さいが、嘴が相対的に大きい。
  • 種子食で、低木林・草地・農耕地など、地上でも樹上でも採食を行う。
  • 4~6月に主に乾性低木林に営巣し繁殖する。

3.生息を脅かす要因

  • 外来種(ノネコ、ドブネズミ、クマネズミ)による捕食

  • 食物資源を巡るネズミ類との競合

  • 外来植物の繁茂等による生息地の減少

  • 雛の餌の供給源となる乾性低木林の減少

  • 台風や干ばつによる一時的な食物不足

4.保護増殖事業の概要及びその効果

  • 平成5年に国内希少野生動植物種に指定、令和3年に保護増殖事業計画(農林水産省、国土交通省、環境省)を策定

  • 生息分布調査・生息環境調査、生息地の環境改善(外来種の駆除、在来植物の再生等)を実施

  • 令和2年以降、向島の繁殖地においてドブネズミ対策のため殺鼠剤による駆除を実施

5.他法令等による保護の状況

  • 分布域は、南硫黄島原生自然環境保全地域、小笠原国立公園、国指定小笠原群島鳥獣保護区、国指定北硫黄島鳥獣保護区に指定されている。

5.参考

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

ページ先頭へ