自然環境・生物多様性

オガサワラハンミョウ

1.概要

(1)分類
  • コウチュウ目 ハンミョウ科
  • オガサワラハンミョウ
  • Cicindela bonina
  • 絶滅危惧ⅠA類(CR)(環境省第4次レッドリスト)
(2)分布及び個体数
  • 小笠原諸島の父島及び兄島のみで記録されている。父島では、1931年以降の記録がなく、絶滅したものと考えられている。
  • 唯一の生息地である兄島では、個体数は非常に少ないと推定されている。

写真:オガサワラハンミョウ

2.形態的特徴及び生物学的特性

  • 背面は暗緑色で体下面及び肢は金緑光沢を帯びる。体長10~15mm。
  • 生息場所は、乾燥低木林内にパッチ状に存在する裸地で、イネ科などの植物がまばらに生育する環境を好む。小笠原諸島において、こうした環境は限られている。
  • 日本固有種。

3.生息を脅かす要因

     開発や外来種の樹木(モクマオウ等)の繁茂による生息環境の喪失が大きな要因となっている。また、夏場の干ばつや羽化時期の大型台風の襲来も個体群に大きなダメージを与える。 コレクターによる捕獲圧も大きいと考えられる。

4.保護増殖事業の概要及びその効果

  • 平成20年国内希少野生動植物種に指定、平成21年保護増殖事業計画(農林水産省、国土交通省、環境省)策定
  • 生息地での生息状況等モニタリング調査を実施
  • 兄島でモクマオウ、リュウキュウマツの駆除を継続的に実施
  • 原因不明の生息数減少が続いているため、緊急的に生息域外で飼育繁殖試験を実施

5.参考

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