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講演会等

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平成18年度エコツーリズムフォーラム

(写真) エコツーリズムフォーラム開催の様子

エコツーリズムフォーラム開催の様子

エコツーリズムフォーラムが9月23日(土)、東京有明のビッグサイトで開催されました。
「世界自然遺産を楽しみ守る −地域で取り組む新しい観光(エコツーリズム)−」を総合テーマに掲げるこのフォーラムは、JATA世界旅行博2006の併催イベントとして環境省と社団法人日本旅行協会が主催したものです。

基調講演を行なった屋久島観光協会の柴鐵生会長は、1993年にわが国最初の世界自然遺産に登録され急伸した観光との共生について述べ、地域の生活文化を正しく反映するエコツーリズムについて述べました。

午後からの第2部では、日本の世界自然遺産地域から3名のエコツアー実践者によりそれぞれの活動が発表されました。屋久島で活躍されている中田隆昭氏、白神山地で活躍されている工藤光治氏、昨年わが国で3件目の世界自然遺産に登録された知床で活躍されている松田光輝氏は、「世界自然遺産地域はこんなに面白い」と題し、それぞれに映像を通して四季の魅力を紹介するとともに、自然遺産を等身大で来訪者に伝えるコツが披瀝されました。
関連して、盛山正仁衆議院議員より、現在検討中の「エコツーリズム推進法案(仮称)」の説明がありました。

最後のパネルディスカッション「環境を守れる観光(エコツーリズム)を求めて」では、日本エコツーリズム協会理事小林英俊氏が、事例発表の3氏らをパネリストに討論をコーディネートし、“自然と旅行者との関係”にとどまらないことが今後のエコツーリズムを進化させていくのではないかとの展望が示されました。またこの日フォーラムの全体司会にあたった日本エコツーリズム協会理事の小林寛子氏は自身がオーストラリアで手がけたエコツーリズム事業を踏まえ、日本における望ましいエコツーリズム推進の姿についてコメントを添えました。

(2006.9掲載)
写真・文 (財)日本交通公社