現状と推移

現在、日本全国で飼われている犬や猫の数は約1,845万頭と推計されています(平成29年 一般社団法人ペットフード協会調べ)

犬・猫の飼養頭数

また、1年間に自治体の保健所や動物愛護センター等に引き取られる犬や猫の数は、年間およそ10万6百頭にのぼります(平成29年度)

全国の犬・猫の引き取り数

その引取り数は年々減少しています。
1年間に引き取られる犬はおよそ3.85万頭(38%)、猫はおよそ6.21万頭(62%)となっています。
犬は、所有者不明(迷子や所有者のいないもの)の成犬・老犬が多く、猫は所有者不明の幼齢猫が多くを占めています。

犬・猫の引き取り数とその理由

自治体に引き取られた犬や猫は、自治体や愛護団体等の努力により、飼い主へ返還されたり、新たな飼い主を探す取り組みが行われています。この取り組みにより、年間およそ5.76万頭の犬と猫が返還・譲渡されています。その割合は年々、増加してきています。

全国の犬・猫の返還・譲渡率の推移

自治体等の返還・譲渡の取り組み(予算、人員、体制、収容力)にも限界があり、引き取られた犬や猫の約43%の、およそ4.32万頭がやむなく殺処分されているのが現状です(この中には、治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等、譲渡することが適切でない動物の殺処分や引き取られた後の自然死や病死も含まれます)

全国の犬・猫の殺処分数