このプロジェクトでは、殺処分をできる限り減らし、最終的にはゼロにすることを目指すため、飼い主、事業者、ボランティア、NPO、行政等が一体となって取り組みを展開、推進していきます。
殺処分を減らしていくための対策(3つのポイント)
ポイント1飼い主・国民の意識の向上

■普及啓発活動や教育活動を通じた飼い主等の意識の向上
教育活動や広報活動を通じ、飼い主、国民に「犬猫の適正な飼い方や管理」を浸透させ、
飼い主責任を徹底する意識等を向上させる
■効果的な広報、普及啓発、教育の場における展開
ポイント2引取り数の削減

■無責任な飼い主をなくす
飼い主責任(適正な飼養管理、終生飼養等)の徹底、安易な購入・飼養の防止、遺棄の防止
■飼い主のいない犬猫の対策の推進
不妊去勢措置の徹底、猫の室内飼育に努めること※1、
不妊去勢措置等を行わない無責任な餌やりの防止(不幸な命を増やさない)※2、
幼齢な犬猫の適正な取扱いの推進、地域猫活動の推進
ポイント3返還と適正譲渡の推進

■引き取った犬猫の所有者(飼い主等)への返還と適正な譲渡の推進
所有明示の徹底による確実な返還、ボランティアとの連携による譲渡、
自治体の管轄区域を越える広域的な譲渡の推進

「アクションプラン」詳細はこちら(PDF形式:3.17MB)
各主体に取り組んで欲しい主なアクション
飼い主
- 安易な購入の防止
購入前の十分な検討、知識の習得、準備 - 譲渡対象の犬猫(保護犬・猫)の飼養の検討
- 購入前の対面説明、現物確認の実施の確認、知識の習得
- 適正飼養、終生飼養の徹底
逸走防止、所有明示、繁殖制限措置、猫の室内飼いの徹底等
ペットショップ・ブリーダー等
- より丁寧な対面説明、現物確認の実施
購入予定者の家族構成や生活環境等の条件を考慮した販売 - 販売後のアフターケアの充実
- 従業員教育による意識等の向上
- 自治体の取り組みへの協力
企業
- 自治体等の活動への協力
- 社会貢献活動の推進
都道府県等(自治体)
- 動物愛護管理推進計画に基づく取り組みの更なる推進
- 適正飼養等の更なる広報、普及啓発の推進
- 返還と譲渡の取り組みの更なる推進
- 飼い主への指導等の強化
- 動物取扱業者の監視と指導の強化
- 各主体と連携した取り組みの強化
国民
- 適正管理の考えの向上
- 遺棄や虐待の防止
- 無責任な餌やりの防止
ボランティア・NPO・獣医師会等
- 譲渡など自治体の取り組みへの支援、協力
- 譲渡や地域猫活動等の取り組みの推進
- 飼い主への適正飼養等の相談、指導等
- 不妊去勢措置等への協力
国(環境省)
- 基本指針に基づく取り組みの更なる推進
飼い主責任(終生飼養や不妊去勢措置等)の徹底
所有明示の推進、返還譲渡の推進
警察との連携等を支援 等 - 販売される犬猫へのマイクロチップ装着の義務化の検討
- ブリーダー、ペットショップ等の飼養施設の適正化の検討
- 国内外の事例収集や調査研究等による都道府県等の取組みの支援の実施
- モデル事業の実施
人と動物が幸せに暮らす社会の実現モデル都市事業 - 適正飼養等の更なる効果的な広報、普及啓発の実施
広報、普及啓発の強化

「アクションプラン」詳細はこちら(PDF形式:3.17MB)