環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沖合海底域 > 330 渡島半島西部
面積(平方キロメートル) | 29644 |
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最大水深(メートル) | 3711 |
※抽出基準ごとに表示されている数字は各重要海域の解析スコアの最大値を表示している。
基準1、4、5、8が高く、MARXANにより選定されたため
北海道渡島半島の西側沖合から日本海盆に至る前までの範囲の海域である。当該海域には北から忍路海山、海洋海山、後志海山があり、特に後志海山は一番高いところが、海面から数100mと非常に浅いため、多様な環境を呈し、よって多様な生物が生息する。また湧昇流が起こるため海表面の生産性が高い(藤倉, 私信)。
後志海山の南には後志舟状海盆が広がり、その西側には日本海盆とをわけるように奥尻海嶺が連なっている。奥尻海嶺の北西斜面や東斜面には熱水噴出孔生物群集やバクテリアマットが見つかっている。バクテリアマットは当該海域南部の松前海台の西方海域でも見つかっている(藤倉ら, 2008)。