環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 15804 小月干潟・厚狭川河口周辺
該当市区町村 | 山口県下関市、山陽小野田市 |
---|---|
面積(平方キロメートル) | 66 |
基準1、2、3、7が高く、MARXANにより選定されたため
木屋川河口域の小月干潟から厚狭川の河口域までの海域である。小月干潟とその周辺海域はアオギスの生息・繁殖地であり(重田・薄, 2011; 重田ら, 2013a)、ショウキハゼ(重田ら, 2013b)、カブトガニの生息・繁殖地、センベイアワモチ(日本ベントス学会編, 2012)、ヤマトシジミの生息地でもある。小月干潟は周防灘では、大分県中津干潟に次ぐ大規模な干潟である。厚狭川河口域はシマヘナタリ、クロヘナタリ、ワカウラツボ、センベイアワモチなど全国的にみて希少とされる種が豊富に生息し、またズグロカモメの渡来地である(環境省, 2001)。
干潟(平方キロメートル) | 15.4 |
---|---|
藻場(平方キロメートル) | 0.2 |
サンゴ(平方キロメートル) | |
自然海岸の長さ(キロメートル) | 2.5 |
自然海岸の占める割合(パーセント) | 4.1 |
砂堆(在情報) | |
マングローブ |
■基準1 |
【甲殻類等】 |
シオマネキ |
【貝類】 |
エドガワミズゴマツボ |
オキシジミ |
クリイロカワザンショウ |
クロヘナタリ |
シイノミミミガイ |
シマヘナタリ |
センベイアワモチ |
ムシヤドリカワザンショウ |
ヤマトシジミ |
ヨシダカワザンショウ |
■基準2 |
【哺乳類】 |
スナメリ |
【鳥類】 |
イソヒヨドリ(営) |
クロサギ(営) |
コアジサシ |
コアジサシ(営) |
コチドリ(営) |
シロチドリ(営) |
【魚類】 |
イカナゴ(産) |
カタクチイワシ(産) |
トラフグ(産) |
【甲殻類等】 |
カブトガニ |
【頭足類】 |
アオリイカ |
マダコ |
■基準3 |
【鳥類】 |
コアジサシ |
【昆虫類】 |
ヨドシロヘリハンミョウ |
【甲殻類等】 |
アシハラガニ |
アリアケモドキ |
ウモレベンケイガニ |
シオマネキ |
チゴガニ |
ヤマトオサガニ |
【貝類】 |
オカミミガイ |
オキシジミ |
カハタレカワザンショウ |
カワアイ |
キヌカツギハマシイノミガイ |
クリイロコミミガイ |
クロヘナタリ |
コオキナガイ |
ササゲミミエガイ |
シマヘナタリ |
センベイアワモチ |
タマキビ |
テリザクラ |
ナラビオカミミガイ |
ハナグモリ |
ミズゴマツボ |
ワカウラツボ |
■基準7 |
【甲殻類等】 |
オサガニ |
カブトガニ |
シオマネキ |
ヤマトオサガニ |
【貝類】 |
クロヘナタリ |
シマヘナタリ |
ヒロクチカノコ |
フトヘナタリ |
ヘナタリ |
ヤマトシジミ |
【維管束植物】 |
ウラギク |
フクド |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。