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環境省ホーム政策分野・行政活動政策分野一覧自然環境・生物多様性生物多様性の観点から重要度の高い海域沿岸域 > 15001 宮古島周辺

 

沿岸域 15001 宮古島周辺

基本情報 別ウィンドウが開きます出典

該当市区町村 沖縄県宮古島市
面積(平方キロメートル) 513

選定理由 別ウィンドウが開きます抽出基準

基準2、3、4、8が高く、MARXANにより選定されたため

特徴 別ウィンドウが開きます出典

宮古島周辺(宮古島、池間島、伊良部島、下地島、来間島等)の海域である。池間島の北には八重干瀬(ヤビジ)と呼ばれる離礁があり、広大なサンゴ礁群が広がり自然度が非常に高い。池間島周辺の砂礫干潟にはルリマダラシオマネキが生息している。海岸や海域は真っ白な砂浜とサンゴ礁が発達しており、特徴的である。宮古島の北部の島尻入江にはマングローブ林が発達し、メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシの生育する。島尻のマングローブは、宮古島では最も規模が大きく、近年土砂の堆積が進行し、樹木も広がっている。そこにはノコギリガザミ類やミナミクロダイなどの有用水産動物が多い。宮古島東部
(東平安名崎(アガリヘンナザキ))沿岸にはホンダワラ属の藻場が発達し、亜熱帯域の大規模なガラモ場として重要である。南部の嘉手刈(カデカリ)入江にもメヒルギ、オヒルギ、ヒルギダマシの生育するマングローブ林が広がる。西部の与那覇湾およびその周辺二は干潟や海草藻場が広がり、リュウキュウスガモ、リュウキュウアマモなど8種の海草が混生する。また、クビレズタ(北限)や岩礁性海岸にはミヤコトカゲ(爬虫類)もみられる。シギ・チドリ類が渡来し、春秋の渡りおよび越冬期の種数・個体数が多く、ムナグロでは最小推定個体数の1%以上、メダイチドリ、チュウシャクシギ、ダイシャクシギ、キアシシギでは0.25%以上が記録されている。伊良部島の入江にもメヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギの生育するマングローブ林がある(環境省2001)。当該海域の周辺はまた、アオウミガメの摂餌海域である(亀崎、私信)。

環境情報 別ウィンドウが開きます出典

干潟(平方キロメートル) 2.5
藻場(平方キロメートル) 13.9
サンゴ(平方キロメートル) 8.0
自然海岸の長さ(キロメートル) 147.2
自然海岸の占める割合(パーセント) 78.6
砂堆(在情報)  
マングローブ 伊良部島、嘉手刈入江、島尻入江、与那覇湾

生物情報の例(別ウィンドウが開きます出典

■基準1
【甲殻類等】
コブシアナジャコ
ツノメチゴガニ
【貝類】
オキシジミ
【八放サンゴ類】
Sarcophyton crassocaule
■基準2
【鳥類】
イソヒヨドリ(営)
エリグロアジサシ
エリグロアジサシ(営)
クロアジサシ
クロアジサシ(営)
クロサギ(営)
ハジロクロハラアジサシ
ベニアジサシ
ベニアジサシ(営)
マミジロアジサシ
マミジロアジサシ(営)
■基準3
【鳥類】
エリグロアジサシ
ベニアジサシ
【魚類】
タナゴモドキ
【甲殻類等】
クシテガニ
コブシアナジャコ
ベニシオマネキ
ミナミヒライソモドキ
【貝類】
オキシジミ
ニハタズミハマシイノミガイ
ヨシカワニナ
リュウキュウヒルギシジミ
【サンゴ類】
Acanthastrea ishigakiensis
Acropora abrolhosensis
Acropora aculeus
Acropora anthocercis
Acropora aspera
Acropora donei
Acropora echinata
Acropora horrida
Acropora listeri
Acropora microclados
Acropora solitaryensis
Acropora vaughani
Acropora verweyi
Alveopora excelsa
Caulastrea echinulata
Cyphastrea agassizi
Euphyllia ancora
Euphyllia cristata
Galaxea astreata
Goniopora burgosi
Goniopora cellulosa
Heliofungia actiniformis
Heliopora coerulea
Leptoria irregularis
Leptoseris yabei
Montipora caliculata
Pachyseris rugosa
Pavona cactus
Pavona venosa
Pectinia alcicornis
Pectinia lactuca
Platygyra yaeyamaensis
Porites horizontalata
Porites nigrescens
Turbinaria mesenterina
Turbinaria peltata
Turbinaria reniformis
Turbinaria stellulata
【藻類】
コバモク
■基準4
【鳥類】
クロアジサシ
マミジロアジサシ
【八放サンゴ類】
Carijoa riisei
Cladiella pachyclados
Eleutherobia grayi
Ellisella andamanensis
Klyxum simplex
Lobophytum crassum
Menella praelonga
Sarcophyton crassocaule
Sarcophyton ehrenbergi
Sarcophyton glaucum
Sinularia gravis
Sinularia leptoclados
Sinularia lochmodes
Sinularia mollis
Sinularia polydactyla
Subergorgia suberosa
■基準7
【貝類】
カバクチカノコガイ
シマカノコ
ハナガスミカノコガイ
ムラクモカノコガイ
ヨシカワニナ
【維管束植物】
ウミヒルモ
ベニアマモ
ボウバアマモ

※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。

 

 

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