環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 14602 奄美大島笠利湾周辺
該当市区町村 | 鹿児島県奄美市、龍郷町 |
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面積(平方キロメートル) | 71 |
基準3、7、8が高く、MARXANにより選定されたため
奄美大島の南西部、梵諭瀬崎から笠利湾を経て笠利崎までの海域である。笠利湾は熱帯性海草の北限であり、かつその分布の規模も大きいことが特徴である(平山ら, 2005)。また、潮間帯でシャミセンガイ類が見られる日本では稀少な場所である。ドロアワモチ、タテジマユムシ、ヒメギボシムシなど種の多様性がきわめて高い(環境省, 2001)。
干潟(平方キロメートル) | 1.0 |
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藻場(平方キロメートル) | |
サンゴ(平方キロメートル) | 1.2 |
自然海岸の長さ(キロメートル) | 48.3 |
自然海岸の占める割合(パーセント) | 60.0 |
砂堆(在情報) | |
マングローブ |
■基準1 |
【甲殻類等】 |
チゴイワガニ |
ツノメチゴガニ |
【貝類】 |
シイノミミミガイ |
【その他無脊椎動物】 |
ミドリシャミセンガイ |
■基準2 |
【鳥類】 |
イソヒヨドリ(営) |
クロサギ(営) |
コアジサシ |
コアジサシ(営) |
シロチドリ(営) |
■基準3 |
【鳥類】 |
コアジサシ |
【魚類】 |
ウナギ |
ヨロイボウズハゼ |
ルリボウズハゼ |
【甲殻類等】 |
アシハラガニ |
オオヨコナガピンノ |
ベニシオマネキ |
ムツアシガニ |
【貝類】 |
アマミカワニナ |
オキヒラシイノミガイ |
クリイロコミミガイ |
シイノミミミガイ |
リュウキュウアリソガイ |
【サンゴ類】 |
Acanthastrea hemprichii |
Heliopora coerulea |
Montipora patula |
Pavona decussata |
Porites nigrescens |
Turbinaria reniformis |
■基準7 |
【甲殻類等】 |
ムツアシガニ |
【貝類】 |
カノコガイ |
ドングリカノコ |
ヘナタリ |
ミドリシャミセンガイ |
ムラクモカノコガイ |
【その他無脊椎動物】 |
トゲイカリナマコ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。