環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 14301 都井岬・志布志湾周辺
| 該当市区町村 | 宮崎県串間市、日南市、鹿児島県肝付町、志布志市、大崎町、東串良町 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 290 |
MARXANにより選定されたため
宮崎県日南市の栄松・大島周辺から志布志湾にかけての海域である。栄松地先沿岸は多年生アマモの南限である。都井岬周辺沿岸の藻場はタマナシモクが優占する(宮崎水試研報,2013)。九州南部では藻場の消失が著しく、貴重なガラモ場である。本城川河口〜千野川河口の河口干潟には、多様な塩生植物に加え、タケノコカワニナ、ハザクラガイ、フトヘナタリなどの希少種が生息する(環境省, 2001)。また、都井岬から志布志湾にかけての浅い海(水深100m以浅)は、亜熱帯大陸性の(南シナ海の沿岸にいるような)魚類相が太平洋側で唯一見られる海域である。また、志布志湾は非常に生産性が高く漁業活動も盛んである。志布志湾の河口干潟のある河口域ではシオマネキ、ハクセンシオマネキの多産する。日本在来のハマグリの健在産地でもある(環境省, 2001)。
| 干潟(平方キロメートル) | 0.4 |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | 6.5 |
| サンゴ(平方キロメートル) | 3.8 |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 135.4 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 64.5 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| 【魚類】 |
| アカメ |
| 【貝類】 |
| タケノコカワニナ |
| ■基準2 |
| 【鳥類】 |
| アマツバメ(営) |
| イソヒヨドリ(営) |
| クロサギ(営) |
| コアジサシ |
| コアジサシ(営) |
| コチドリ(営) |
| シロチドリ(営) |
| ミサゴ(営) |
| 【爬虫類】 |
| アカウミガメ |
| 【魚類】 |
| イサキ(産) |
| カタクチイワシ(産) |
| ヒラメ(産) |
| ブリ(産) |
| マアジ(産) |
| マイワシ(産) |
| 【頭足類】 |
| アオリイカ |
| ■基準3 |
| 【鳥類】 |
| コアジサシ |
| 【魚類】 |
| アカメ |
| 【昆虫類】 |
| イカリモンハンミョウ |
| 【甲殻類等】 |
| アカテガニ |
| アシハラガニ |
| アリアケモドキ |
| クシテガニ |
| シオマネキ |
| チゴガニ |
| ハクセンシオマネキ |
| 【貝類】 |
| タケノコカワニナ |
| 【藻類】 |
| ヒナイワズタ |
| ■基準7 |
| 【爬虫類】 |
| アカウミガメ |
| 【甲殻類等】 |
| シオマネキ |
| ハクセンシオマネキ |
| 【貝類】 |
| カノコガイ |
| タケノコカワニナ |
| フトヘナタリ |
| ヘナタリ |
| 【維管束植物】 |
| アマモ |
| ウミヒルモ |
| コアマモ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。