環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 14103 別府湾北部
| 該当市区町村 | 大分県杵築市、日出町 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 47 |
基準1、2、3、7が高く、MARXANにより選定されたため
別府湾奥部の豊岡周辺から守江港までの海域である。小深江漁港周辺干潟には、シオマネキ、ハクセンシオマネキに加え、センベイアワモチ、イチョウシラトリなど希少貝類が豊富に生息する。守江湾の八坂川河口周辺の前浜干潟ではカブトガニ、アオギスといった希少種が生息する。ツバサゴカイ、ハマグリ、カガミガイ、オサガニといった他の地域では少ない種が豊富に見られる特徴がある。八坂川河口では、塩性湿地にオカミミガイ類が豊富である。八坂川河口周辺はシギ・チドリ類の渡来地であり、春秋の渡りおよび越冬期の種数・個体数が比較的多い。ダイゼン、メダイチドリ、ハマシギでは最小推定個体数の0.25%以上が記録されている。コシャクシギ、アカアシシギ、ホウロクシギも記録されている。豊前海沿岸および別府湾北部にはアオギスが生息する(環境省, 2001)。また、天村川の河口域において、希少種のアサクサノリが確認されている(伊藤龍星、原朋之、樋下雄一、藤吉栄次、玉城泉也、小林正裕、阿部真比古、吉田吾郎、菊地則雄, 2014)。
| 干潟(平方キロメートル) | 4.0 |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | 2.6 |
| サンゴ(平方キロメートル) | |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 19.5 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 44.5 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| 【鳥類】 |
| コクガン |
| ツクシガモ |
| 【魚類】 |
| チクゼンハゼ |
| 【甲殻類等】 |
| シオマネキ |
| 【貝類】 |
| オキシジミ |
| クリイロカワザンショウ |
| シマヘナタリ |
| ハマグリ |
| ヤマトシジミ |
| 【その他無脊椎動物】 |
| ミナミエラコ |
| ■基準2 |
| 【哺乳類】 |
| スナメリ |
| 【鳥類】 |
| ウミネコ |
| ウミネコ(営) |
| カワウ(営) |
| クロサギ(営) |
| コアジサシ |
| コアジサシ(営) |
| コチドリ(営) |
| シロチドリ(営) |
| ズグロカモメ |
| セグロカモメ |
| ミサゴ(営) |
| ユリカモメ |
| 【魚類】 |
| イカナゴ(産) |
| カタクチイワシ(産) |
| マダイ(産) |
| 【甲殻類等】 |
| カブトガニ |
| ■基準3 |
| 【鳥類】 |
| コアジサシ |
| ズグロカモメ |
| 【魚類】 |
| ウナギ |
| チクゼンハゼ |
| 【昆虫類】 |
| ルイスハンミョウ |
| 【甲殻類等】 |
| アカテガニ |
| アシハラガニ |
| シオマネキ |
| チゴガニ |
| ハクセンシオマネキ |
| ヤマトオサガニ |
| 【貝類】 |
| イチョウシラトリ |
| オカミミガイ |
| オキシジミ |
| キヌカツギハマシイノミガイ |
| シマヘナタリ |
| タマキビ |
| ナラビオカミミガイ |
| ハマグリ |
| ムラサキガイ |
| 【その他無脊椎動物】 |
| ツバサゴカイ |
| ミナミエラコ |
| 【維管束植物】 |
| ヒロハマツナ |
| ■基準7 |
| 【魚類】 |
| ミミズハゼ |
| 【甲殻類等】 |
| オサガニ |
| カブトガニ |
| シオマネキ |
| ハクセンシオマネキ |
| ヤマトオサガニ |
| 【貝類】 |
| イチョウシラトリ |
| イボキサゴ |
| サクラガイ |
| シマヘナタリ |
| ハマグリ |
| フトヘナタリ |
| ヘナタリ |
| ムラサキガイ |
| ヤマトシジミ |
| 【維管束植物】 |
| ウラギク |
| シバナ |
| ヒロハマツナ |
| フクド |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。