環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 13101 伊勢・志摩周辺
| 該当市区町村 | 三重県伊勢市、紀北町、紀北町入会地、熊野市、志摩市、大紀町、鳥羽市、南伊勢町、尾鷲市 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 1462 |
基準1、3、4、5、7が高く、MARXANにより選定されたため
伊良・志摩の沿岸と、伊良湖水道南部の島々、及び熊野までの海域である。典型的リアス式海岸で英虞湾、五ヶ所湾などの深い入り江と大小多数の島々がある。真珠の養殖筏、サザエやアワビなどの漁業も盛んである。志摩半島周辺は複雑に入り組んだ海草、海藻が優占する沿岸域で、大王崎周辺にはサガラメ、カジメ、オオバノコギリモクなど、海中林が広がる。多曽浦にはナガシマモク(志摩半島特産)、ヘラナラサモ(下田と多曽浦にのみ生育)が分布する海中林で、大島はネジモク(紀伊半島東岸のみに生育、最も大きな群落と思われる)、マクサなどが分布する。五ヵ所湾奥部には1年生アマモ、ツルモなどが分布する(環境省, 2001)。伊勢・志摩周辺はまた、アカウミガメの産卵地の前の海域として重要で、また当該重域全域がアオウミガメの重要な摂餌域となっている(若林, 1994; 谷口・亀崎直樹, 2011)。大島を中心として、カンムリウミスズメ(IUCNの絶滅危惧種)の繁殖コロニー海域ともなっている(バードライフ・インターナショナル,2012)。
| 干潟(平方キロメートル) | 0.8 |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | 76.8 |
| サンゴ(平方キロメートル) | |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 703.9 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 65.5 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| 【魚類】 |
| アカメ |
| アナハゼ |
| 【貝類】 |
| オキシジミ |
| センベイアワモチ |
| タケノコカワニナ |
| マテガイ |
| ムシヤドリカワザンショウ |
| ヤマトシジミ |
| ■基準2 |
| 【哺乳類】 |
| スナメリ |
| 【鳥類】 |
| アマツバメ(営) |
| イソヒヨドリ(営) |
| ウミネコ |
| ウミネコ(営) |
| オオミズナギドリ |
| オオミズナギドリ(営) |
| カワウ(営) |
| カンムリウミスズメ |
| カンムリウミスズメ(営) |
| クロサギ(営) |
| コチドリ(営) |
| ミサゴ(営) |
| 【爬虫類】 |
| アカウミガメ |
| 【魚類】 |
| イカナゴ(産) |
| イサキ(産) |
| トラフグ(産) |
| ブリ(産) |
| マアジ(産) |
| マイワシ(産) |
| マダイ(産) |
| 【頭足類】 |
| イイダコ |
| マダコ |
| ヤリイカ |
| ■基準3 |
| 【鳥類】 |
| カンムリウミスズメ |
| 【魚類】 |
| アカメ |
| ウナギ |
| シロウオ |
| 【昆虫類】 |
| カワラハンミョウ |
| 【甲殻類等】 |
| アシハラガニ |
| アリアケモドキ |
| チゴガニ |
| ムツアシガニ |
| ヤマトオサガニ |
| 【貝類】 |
| イオウハマグリ |
| イボウミニナ |
| カワアイ |
| キヌカツギハマシイノミガイ |
| クリイロコミミガイ |
| コゲツノブエガイ |
| センベイアワモチ |
| タケノコカワニナ |
| ヒシガイ |
| 【その他無脊椎動物】 |
| ツバサゴカイ |
| ■基準4 |
| 【鳥類】 |
| オオミズナギドリ |
| 【八放サンゴ類】 |
| Echinomuricea spinifera |
| ■基準7 |
| 【爬虫類】 |
| アカウミガメ |
| 【魚類】 |
| イドミミズハゼ |
| ミミズハゼ |
| 【甲殻類等】 |
| ムツアシガニ |
| ヤマトオサガニ |
| 【貝類】 |
| イオウハマグリ |
| イボウミニナ |
| カノコガイ |
| シラオガイ |
| タケノコカワニナ |
| ヒロクチカノコ |
| ヘナタリ |
| ヤマトクビキレガイ |
| ヤマトシジミ |
| ユウシオガイ |
| 【維管束植物】 |
| ウラギク |
| オオクグ |
| シバナ |
| フクド |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。