環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 12205 小櫃川河口干潟周辺
| 該当市区町村 | 千葉県袖ケ浦市、木更津市 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 52 |
基準1、2、7、8が高く、MARXANにより選定されたため
小櫃川河口ならびに盤洲干潟周辺の海域である。当該海域は東京湾最大の干潟で、河口部には広い塩性湿地を伴い、自然地形の保存が極めて良好である。フトヘナタリ、ソトオリガイ、ウモレベンケイガニ、ハマガニ、アサリ、シオフキガイ、イボキサゴなどが生息する。 河口にはコアマモが生育し、昆虫類としては、キイロホソゴミムシの数少ない生息地となっている。また、ヨシ、シオクグなどの塩性湿地も広がる。春秋の渡りおよび越冬期には鳥類の種数・個体数が多く、シロチドリ、キアシシギ、ハマシギでは最小推定個体数の1%以上、メダイチドリ、チュウシャクシギ、キョウジョシギ、ミユビシギ、ハマシギでは0.25%以上が記録されている。また、チシマシギ、セイタカシギ、アカアシシギ、ホウロクシギ、ツバメチドリが記録されている(環境省,2001)。
| 干潟(平方キロメートル) | 28.7 |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | 2.1 |
| サンゴ(平方キロメートル) | |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 5.8 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 6.3 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| 【甲殻類等】 |
| アカホシマメガニ |
| 【貝類】 |
| エドガワミズゴマツボ |
| オキシジミ |
| クリイロカワザンショウ |
| マテガイ |
| ヤマトシジミ |
| ヨシダカワザンショウ |
| 【維管束植物】 |
| タチアマモ |
| ■基準2 |
| 【哺乳類】 |
| スナメリ |
| 【鳥類】 |
| ウミネコ |
| ウミネコ(営) |
| カワウ(営) |
| コアジサシ |
| コアジサシ(営) |
| コチドリ(営) |
| シロチドリ(営) |
| セグロカモメ |
| 【頭足類】 |
| イイダコ |
| マダコ |
| ヤリイカ |
| ■基準3 |
| 【鳥類】 |
| コアジサシ |
| 【魚類】 |
| エドハゼ |
| 【甲殻類等】 |
| アカホシマメガニ |
| チゴガニ |
| 【貝類】 |
| オキシジミ |
| サキグロタマツメタ |
| タマキビ |
| ■基準7 |
| 【甲殻類等】 |
| オサガニ |
| スナガニ |
| 【貝類】 |
| イボキサゴ |
| ヘナタリ |
| ヤマトシジミ |
| 【維管束植物】 |
| アマモ |
| ウラギク |
| コアマモ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。