環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 12204 東京湾口東側
| 該当市区町村 | 千葉県館山市、鋸南町、南房総市、富津市 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 302 |
基準1、4が高く、MARXANにより選定されたため
房総半島南部の東京湾口海岸一帯の沿岸で、洲崎から富津岬までの範囲の海域である。洲崎から北に延びる館山港にはアマモ、ウミヒルモが生育し、館山波佐間、坂田にはサンゴ類が分布し、種の多様性が高い。富津岬の北側には富津地先には東京湾に唯一まとまって残されているアマモ場(アマモ・コアマモ)がある。富津干潟は東京湾で最も湾口部の砂質干潟であり、アサリ、シオフキの生息地である。これらの底生生物を食べに、春秋の渡りの時期にシギ・チドリ類が多く飛来する。種数・個体数は比較的多い。ミユビシギでは最小推定個体数の1%以上が記録されている。また、チシマシギ、アカアシシギ、ホウロクシギが記録されている。 砂洲にはスズガモも渡来する(環境省,2010)。
| 干潟(平方キロメートル) | 2.9 |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | 4.7 |
| サンゴ(平方キロメートル) | |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 74.6 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 45.5 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| 【魚類】 |
| ヒラスズキ |
| 【甲殻類等】 |
| Nipponcalaxiopsis manningi |
| Trizocheles albatrossae |
| ガンクツリュウジンエビ |
| サガミクロシオヤドカリ |
| ツノナガシンカイコシオリエビ |
| 【貝類】 |
| クリイロカワザンショウ |
| マテガイ |
| 【八放サンゴ類】 |
| Acabaria modesta |
| Eunicella pendula |
| Paracis spinifera |
| ■基準2 |
| 【鳥類】 |
| アマツバメ(営) |
| イソヒヨドリ(営) |
| ウミネコ |
| ウミネコ(営) |
| オオミズナギドリ |
| オオミズナギドリ(営) |
| クロサギ(営) |
| コチドリ(営) |
| 【頭足類】 |
| イイダコ |
| マダコ |
| ヤリイカ |
| ■基準3 |
| 【鳥類】 |
| ヒメウ |
| 【魚類】 |
| ウナギ |
| シロウオ |
| 【昆虫類】 |
| カワラハンミョウ |
| 【貝類】 |
| タマキビ |
| 【その他無脊椎動物】 |
| ツバサゴカイ |
| 【維管束植物】 |
| タチアマモ |
| ■基準4 |
| 【鳥類】 |
| オオミズナギドリ |
| 【八放サンゴ類】 |
| Acabaria habereri |
| Acabaria modesta |
| Eunicella pendula |
| Euplexaura erecta |
| Paracis spinifera |
| ■基準7 |
| 【魚類】 |
| ミミズハゼ |
| 【貝類】 |
| オキナガイ |
| 【維管束植物】 |
| ウラギク |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。