環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 12103 夷隅川河口周辺
| 該当市区町村 | 千葉県いすみ市、一宮町 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 20 |
専門家から唯一性、種の多様性が高い干潟があるとして選定されたため
夷隅川河口周辺の海域である。夷隅川河口域は,一宮川河口干潟と同様に九十九里浜から外房にかけての数少ない塩性湿地を含む干潟であり関東太平洋岸における干潟生物の着底場として重要な場所である。イシマキ,カワザンショウ,イソシジミ,ベンケイガニ、フトヘナタリ,ヒメアシハラガニ,イシマキ,クリイロカワザンショウ,ヒナタムシヤドリカワザンショウ,ヒラドカワザンショウ,ヤマトシジミ,ガタヅキ,イトメ,ヒガタケヤリムシ,アカテガニ,アシハラガニ,トリウミアカイソモドキ,ヤマトオサガニ,チゴガニ,マサゴハゼが確認されており(環境省生物多様性センター, 2013b)、外房域においては独自性・多様性の高い干潟生物群集が維持されている(柚原・多留、私信)。ただし、2011年3月に発生した東日本大震災の影響により環境が改変した場所もあり、2014年における調査では、コメツキガニやオサガニなどの砂底を選好する種は確認されていない(環境省, 2015)。
| 干潟(平方キロメートル) | 0.1 |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | 0.2 |
| サンゴ(平方キロメートル) | |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 2.4 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 15.8 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| 【貝類】 |
| クリイロカワザンショウ |
| ヤマトシジミ |
| ■基準2 |
| 【哺乳類】 |
| スナメリ |
| 【鳥類】 |
| イソヒヨドリ(営) |
| シロチドリ(営) |
| 【魚類】 |
| イトヒキダラ(産) |
| 【頭足類】 |
| ホタルイカ |
| ヤリイカ |
| ■基準3 |
| 【甲殻類等】 |
| アカテガニ |
| チゴガニ |
| ヤマトオサガニ |
| ■基準7 |
| 【甲殻類等】 |
| オサガニ |
| ヤマトオサガニ |
| 【貝類】 |
| ヤマトシジミ |
| 【維管束植物】 |
| ウラギク |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。