環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 11507 小川原湖沼群沿岸
| 該当市区町村 | 青森県三沢市、六ヶ所村 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 25 |
基準7が高く、MARXANにより選定されたため
小川原湖沼群沿岸の沿岸海域である。尾駮沼とその周辺の潟の河口域には、塩性湿地が見られ、東北地方の太平洋岸に固有のヒメキンポウゲはその象徴である。河口堰によって淡水湖化された潟もあるが、尾駮沼は潟の自然がまだ残されており、潟の中には、ヤマトシジミ、ヌマコダキガイ、タカホコシラトリ(鷹架沼から記載されたが、鷹架沼では淡水化のため絶滅)、エビジャコなどが豊産する。尾駮沼は、江戸時代からニシン漁が盛んであり、現在でもニシンが産卵に訪れる海域でもある(環境省,2001;青森県レッドデータブック、加藤,1999)。2011年3月に発生した東日本大震災後実施された鷹架沼及び高瀬川の干潟調査ではヤマトシジミなどが確認されており、震災前の調査時(環境省, 2003)と同程度の種数が確認されている(環境省, 2015)。
| 干潟(平方キロメートル) | |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | |
| サンゴ(平方キロメートル) | |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 12.2 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 67.5 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| 【貝類】 |
| ヤマトシジミ |
| ヨシダカワザンショウ |
| ■基準2 |
| 【鳥類】 |
| ウミネコ |
| ウミネコ(営) |
| オオセグロカモメ |
| オオセグロカモメ(営) |
| カワウ(営) |
| ミサゴ(営) |
| 【魚類】 |
| イカナゴ(産) |
| クロソイ(産) |
| 【頭足類】 |
| マダコ |
| ■基準3 |
| 【鳥類】 |
| カンムリカイツブリ |
| 【魚類】 |
| カンキョウカジカ |
| 【昆虫類】 |
| カワラハンミョウ |
| 【甲殻類等】 |
| アカテガニ |
| アリアケモドキ |
| 【貝類】 |
| ヌマコダキガイ |
| ■基準7 |
| 【貝類】 |
| ヤマトシジミ |
| 【維管束植物】 |
| オオクグ |
| オオシバナ |
| ヒメウシオスゲ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。