環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 11501 亀田半島周辺
該当市区町村 | 北海道鹿部町、森町、知内町、函館市、北斗市、木古内町 |
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面積(平方キロメートル) | 488 |
基準1が高く、MARXANにより選定されたため
亀田半島の北部から南部の函館湾を含み、木古内湾までの海域である。当該海域一帯の沿岸は、マコンブ林として安定した環境を有している(仲岡、私信)。亀田半島北部は海藻藻場とアマモ場が入り交じった沿岸生態系を有し、南部は海藻藻場が優占する海域から函館へ続く海岸線は海草藻場が混合する。特に、汐首岬周辺沿岸(恵山町大澗〜戸井町小安の沿岸域)にはコンブ目6種が生育し、寒暖両海流の消長に応じた両系海藻の分布限界が認められ、マコンブも形態的、生態的変化が知られる(環境省,2001)。また、函館湾・亀田半島南部はコクガンの越冬地となっている(環境省,2001)。函館湾から南部にかけての浅い海域が連続する場所は、石狩湾と同様にカレイ類の産卵場として重要であり、貝類も豊富である(桜井、私信)。
干潟(平方キロメートル) | |
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藻場(平方キロメートル) | 24.9 |
サンゴ(平方キロメートル) | |
自然海岸の長さ(キロメートル) | 46.8 |
自然海岸の占める割合(パーセント) | 24.2 |
砂堆(在情報) | |
マングローブ |
■基準1 |
【鳥類】 |
コクガン |
【魚類】 |
オショロコマ |
カズナギ |
キマダラヤセカジカ |
■基準2 |
【鳥類】 |
アマツバメ(営) |
イソヒヨドリ(営) |
ウミウ |
ウミウ(営) |
ウミネコ |
ウミネコ(営) |
オオセグロカモメ |
オオセグロカモメ(営) |
コチドリ(営) |
セグロカモメ |
ハヤブサ(営) |
ミサゴ(営) |
ユリカモメ |
【魚類】 |
イカナゴ(産) |
クロソイ(産) |
サヨリ(産) |
スケトウダラ(産) |
ソウハチ(産) |
ホッケ(産) |
マガレイ(産) |
マコガレイ(産) |
マダラ(産) |
■基準3 |
【魚類】 |
カワヤツメ |
スミウキゴリ(汽水型) |
【貝類】 |
タマキビ |
■基準4 |
【八放サンゴ類】 |
Eleutherobia unicolor |
■基準7 |
【魚類】 |
カワヤツメ |
シワイカナゴ |
【貝類】 |
ヤマトクビキレガイ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。