環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 11101 十勝川河口周辺
該当市区町村 | 北海道浦幌町、豊頃町 |
---|---|
面積(平方キロメートル) | 75 |
基準7が高く、MARXANにより選定されたため
十勝川河口周辺及び十勝湖沼群(長節沼、湧洞沼、キモントウ、生花苗沼、ホロカヤントウ沼など)の河口周辺の海域である。十勝湖沼群沿岸とその周辺は、豊かな海岸植生に覆われ、また湖沼と海とを行き来する生物(シシャモ、シラウオなど)や汽水性の生物(ヤマトシジミなど)の重要な生息地であり、また多くの鳥の渡りの経由地となっている。この一帯は砂浜−砂丘−潟湖というつながりが自然もままで残る場所として、きわめて重要な海岸である。ニシンの産卵場所にもなっており、イトウの記録もある。また、マダラウミスズメ等の希少種が多数記録されている。その他ショウドウツバメ、オオセグロカモメ、コチドリ、シロチドリなども飛来する(環境省, 2001: 日本野鳥の会IBA)。
干潟(平方キロメートル) | |
---|---|
藻場(平方キロメートル) | |
サンゴ(平方キロメートル) | |
自然海岸の長さ(キロメートル) | 27.5 |
自然海岸の占める割合(パーセント) | 91.7 |
砂堆(在情報) | |
マングローブ |
■基準1 |
【哺乳類】 |
アゴヒゲアザラシ |
【鳥類】 |
ショウドウツバメ |
■基準2 |
【鳥類】 |
アマツバメ(営) |
オオセグロカモメ |
オオセグロカモメ(営) |
コチドリ(営) |
ショウドウツバメ(営) |
シロチドリ(営) |
ユリカモメ |
【魚類】 |
クロソイ(産) |
マダラ(産) |
■基準3 |
【鳥類】 |
カンムリカイツブリ |
【魚類】 |
ウナギ |
■基準7 |
【魚類】 |
降海型イトヨ |
【維管束植物】 |
コアマモ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。