環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 10401 知床(斜里・ウトロ)側
| 該当市区町村 | 北海道斜里町、羅臼町 |
|---|---|
| 面積(平方キロメートル) | 215 |
基準1、2、7が高く、MARXANにより選定されたため
知床半島オホーツク側の知床半島の根元から先端までの海域である。当該海域のオホーツク海側の沿岸生態系は世界自然遺産にも登録されている原生自然の豊かな海域である。冬季には、もっとも早く流氷の接岸が始まる海域であるが、流氷が分布する海域としては世界で最も低緯度に位置する(日本政府, 2004)。流氷によりアイスアルジーが大増殖し、その高い生産性によって魚類、鰭脚類、鳥類などの多様な生物が見られる。また種苗放流のない野生サケ類(サケ、カラフトマス)の遡上が確認される河川が多数存在するのもこの海域の特徴である(Miyakoshi et al, 2912)。ケイマフリ、オジロワシの繁殖も確認されている(日本政府, 2004)。
| 干潟(平方キロメートル) | |
|---|---|
| 藻場(平方キロメートル) | 1.4 |
| サンゴ(平方キロメートル) | |
| 自然海岸の長さ(キロメートル) | 66.7 |
| 自然海岸の占める割合(パーセント) | 78.9 |
| 砂堆(在情報) | |
| マングローブ |
| ■基準1 |
| (哺乳類) |
| ゴマフアザラシ |
| トド |
| ラッコ |
| (鳥類) |
| オオワシ |
| ショウドウツバメ |
| ワタリガラス |
| (魚類) |
| オショロコマ |
| ■基準2 |
| (鳥類) |
| アマツバメ/営巣地・繁殖地 |
| イソヒヨドリ/営巣地・繁殖地 |
| ウミウ |
| ウミウ/営巣地・繁殖地 |
| ウミネコ |
| ウミネコ/営巣地・繁殖地 |
| オオセグロカモメ |
| オオセグロカモメ/営巣地・繁殖地 |
| ミサゴ/営巣地・繁殖地 |
| (魚類) |
| イカナゴ/産卵域 |
| ■基準3 |
| (哺乳類) |
| ラッコ |
| (鳥類) |
| ウミガラス |
| ケイマフリ |
| シノリガモ |
| ヒメウ |
| (魚類) |
| オショロコマ |
| ■基準4 |
| (鳥類) |
| ウミガラス |
| ■基準7 |
| (魚類) |
| ミミズハゼ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。