環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 10101 サロベツ沿岸
該当市区町村 | 北海道稚内市、天塩町、豊富町、幌延町 |
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面積(平方キロメートル) | 132 |
基準2,7,8が高く、MARXANにより選定されたため
北海道日本海側のサロベツ原野沿岸である。当該海域ではイカナゴ、クロソイ、ニシン、マダラなどの産卵場があり、少し沖側にはスケトウダラ、マガレイ、マダラなどの産卵場が広がっている。また当該海域の抜海港周辺にはゴマフアザラシが頻繁に見られ、また近年は個体数を回復したトドの回遊も見られるようになった(桜井ら, 2013)。天塩川河口周辺にはヤマトシジミやイトウの生息が確認されている。当該海域は原生的な環境が陸域から続いているのが特徴である。沿岸域の生産性も高く、コンブやウニ漁などが盛んである。天塩川から稚内へ伸びる長くまっすぐな海岸線にはオロロンラインと呼ばれる道路が海岸線と平行して走っているが、民家などはほとんど見られず、自然性の高い砂浜海岸(稚咲内海岸)が保たれている。内陸側にはサロベツ原野【ラムサール登録湿地】が広がりとなっており、原生湿原から沿岸域へとつながる原生的環境が海岸域に広がっている。
干潟(平方キロメートル) | |
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藻場(平方キロメートル) | 0.7 |
サンゴ(平方キロメートル) | |
自然海岸の長さ(キロメートル) | 57.9 |
自然海岸の占める割合(パーセント) | 94.0 |
砂堆(在情報) | |
マングローブ |
■基準1 |
(哺乳類) |
ゴマフアザラシ |
(鳥類) |
ショウドウツバメ |
(貝類) |
ヤマトシジミ |
■基準2 |
(鳥類) |
ウミネコ |
ウミネコ/営巣地・繁殖地 |
ショウドウツバメ/営巣地・繁殖地 |
(魚類) |
イカナゴ/産卵域 |
クロソイ/産卵域 |
ニシン/産卵域 |
マダラ/産卵域 |
■基準3 |
(甲殻類等) |
アリアケモドキ |
■基準7 |
(魚類) |
降海型イトヨ |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。