わたしたちの周りでは、たくさんの化学物質が使われています。
化学物質は暮らしを便利にしますが、そのなかには、人の健康を悪くするものもあります。
1956(昭和31)年に、「水俣病」という公害の発生が確認されたことを知っていますか?
熊本県水俣市にある大きな工場が、製品をつくるときに発生した有害な化学物質(メチル水銀)を工場排水といっしょに海へ流していました。
流された水銀は、魚や貝に取りこまれ、それを人々がたくさん食べたことで、手足がしびれる、まっすぐ歩けなくなるなどの症状が出る水俣病が発生しました。
これを受け、世界で人や環境を水銀による悪影響から守るために、水銀を使った製品をつくらない、輸出・輸入をしない、といった約束をした「水銀に関する水俣条約」が、国際会議で決まりました。
この条約には、「世界のどの国でも、水俣病のような水銀被害を二度とくり返してはならない」という世界の決意がこめられています。
そして有害な化学物質から、みなさんを守るためにさまざまな調査をするのも環境省の大切な仕事です。
たとえば、化学物質だけでなく、環境のどういった要因が、子どもの健康に関わっているかを明らかにするために、まだお母さんのお腹の中にいるうちから、うまれて大きくなっていく子どもたちを、時間をかけて調べることもあります。それが「エコチル調査」です。
エコチル調査は、みなさんが安心して暮らせる未来をつくるための大切な調査です。
化学物質は暮らしを便利にしますが、そのなかには、人の健康を悪くするものもあります。
1956(昭和31)年に、「水俣病」という公害の発生が確認されたことを知っていますか?
熊本県水俣市にある大きな工場が、製品をつくるときに発生した有害な化学物質(メチル水銀)を工場排水といっしょに海へ流していました。
流された水銀は、魚や貝に取りこまれ、それを人々がたくさん食べたことで、手足がしびれる、まっすぐ歩けなくなるなどの症状が出る水俣病が発生しました。
これを受け、世界で人や環境を水銀による悪影響から守るために、水銀を使った製品をつくらない、輸出・輸入をしない、といった約束をした「水銀に関する水俣条約」が、国際会議で決まりました。
この条約には、「世界のどの国でも、水俣病のような水銀被害を二度とくり返してはならない」という世界の決意がこめられています。
そして有害な化学物質から、みなさんを守るためにさまざまな調査をするのも環境省の大切な仕事です。
たとえば、化学物質だけでなく、環境のどういった要因が、子どもの健康に関わっているかを明らかにするために、まだお母さんのお腹の中にいるうちから、うまれて大きくなっていく子どもたちを、時間をかけて調べることもあります。それが「エコチル調査」です。
エコチル調査は、みなさんが安心して暮らせる未来をつくるための大切な調査です。