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わたしたちが生きていくうえで()かせない、水や空気、土はいちばん身近な環境()です。
その水や空気、土が()れないような仕組みを考えて、みなさんの()らしの安心や安全を()つのも、環境省()の大切な仕事です。
たとえば、工場や家庭から流れ出る排水()で川や海が()れたり、車の排気()ガスや工場からのけむりで空気が()れたり、また工場から有害()物質()が流れ出ることで、大地にしみこみ、土が汚染()されたりするといった環境()問題を未然()()ぐ仕事をしています。
最近()()に問題になっているのが、海岸に流れ着いたり、海にただよったりしている海洋ごみによる環境()汚染()です。海洋ごみが起こす問題は、さまざまです。
わたしたちの()らしの中で発生したごみは、きちんとごみ箱などに()てられれば、ふつうはリサイクル施設()やごみ処理場()処分()されます。しかし、ポイ()てされてしまったごみや、カラスにつつかれたりして、ごみ箱からもれてしまったごみは、雨や風によって川に流され、最後()は海に流れ出てしまうことがあります。
日本国内で()てられたものだけではなく、海外のごみが風や海流に乗って、日本の海岸に流れ着くこともあります。反対に日本から出たごみが流され、外国の海岸に流れ着くこともあります。これは日本だけでなく、世界中で取り組まなければいけない問題なのです。
海洋ごみには、わたしたちが()てた身の回りのものや漁業()などで使うあみなどさまざまなものがありますが、()に問題なのが、自然()分解()されないプラスチックです。
クジラやウミガメがただようビニールをクラゲとまちがえて食べてしまったり、切れて海に流されたつり糸やあみで海鳥がけがをしたりして、たくさんの海の生きものが影響()を受けています。ほかにも、海洋ごみが、船の運航()()のじゃまになったり、きれいな海や海岸の見た目を悪くしたり、歩きにくくして観光()()影響()をあたえたりすることも問題になっています。
海洋ごみ問題を解決()するには、プラスチックなどのごみを()らす、ポイ()てをしない、海岸をきれいにするなどの一人ひとりの行動が大切です。
最近()推計()では、このまま海へのプラスチックごみの流出が()くと、2050年には、海へのプラスチックの流出()が、海の魚の()より多くなるかもしれないともいわれています。
こうした問題を解決()するために、環境省()では、海洋ごみの回収()、研究・調査()国際()協力()など、さまざまな取組に力を入れています。
山、川、田園 風景写真
命を育む、きれいな()
人にも動植物にもかかせない環境()です

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