環境中水銀濃度のモニタリング調査結果データベース
有害金属モニタリング調査
環境省では、国内外の水銀対策に資することを目的として、局地的な汚染の影響が小さく、広域的な水銀濃度の変化を捉えることができると考えられる沖縄県の辺戸岬において、平成19(2007)年度より水銀の大気中濃度(バックグラウンド濃度)等に関するモニタリング調査を行い、平成22(2010)年度以降は、毎年その結果を公表しています。
また、平成26(2014)年8月からは、秋田県の男鹿半島においてもモニタリング調査を実施しています。 本調査では、国際的な水銀の排出状況及び濃度レベルの推移、それらが我が国の環境に及ぼす影響の把握等に資することを目的に、国内のバックグラウンド地点である沖縄県の辺戸岬及び秋田県の男鹿半島において、大気中にガス状で存在する金属水銀、酸化態水銀、及び粒子状水銀の濃度と、降水中の総水銀濃度について測定を実施してきました。
また、平成26(2014)年8月からは、秋田県の男鹿半島においてもモニタリング調査を実施しています。 本調査では、国際的な水銀の排出状況及び濃度レベルの推移、それらが我が国の環境に及ぼす影響の把握等に資することを目的に、国内のバックグラウンド地点である沖縄県の辺戸岬及び秋田県の男鹿半島において、大気中にガス状で存在する金属水銀、酸化態水銀、及び粒子状水銀の濃度と、降水中の総水銀濃度について測定を実施してきました。
調査地点
●沖縄県辺戸岬
国立研究開発法人 国立環境研究所 辺戸岬 大気・エアロゾル観測ステーション(沖縄県国頭郡国頭村大字宜名真)
(26.87°N、128.25°E、標高60m)
●秋田県男鹿半島
秋田県船川測定局隣接地(秋田県男鹿市船川港船川字泉台)
(39.89°N、139.85°E、標高23m)
国立研究開発法人 国立環境研究所 辺戸岬 大気・エアロゾル観測ステーション(沖縄県国頭郡国頭村大字宜名真)
(26.87°N、128.25°E、標高60m)
●秋田県男鹿半島
秋田県船川測定局隣接地(秋田県男鹿市船川港船川字泉台)
(39.89°N、139.85°E、標高23m)
測定方法、調査項目及び測定頻度
大気成分については、形態別水銀連続測定装置を用いて測定を行いました。
降水成分については、降水捕集装置により試料を採取し、米国環境保護庁(EPA)が定める方法(method 1631, Revision E)に準じて濃度分析を行いました。
※本調査における「金属水銀」とは、大気中にガス状で存在する水銀元素(Hg0)のことを指します。また、「酸
化態水銀」は、大気中にガス状で存在する酸化された水銀(Hg2+)を、「粒子状水銀」は、大気中の粒子状物
質に含まれる又は吸着している水銀を、それぞれ表しています。
※大気汚染防止法に基づいて行われている有害大気汚染物質モニタリング調査における水銀濃度のモニタリングと
本調査では測定方法が異なります。
降水成分については、降水捕集装置により試料を採取し、米国環境保護庁(EPA)が定める方法(method 1631, Revision E)に準じて濃度分析を行いました。
区分 | 調査項目 | 測定頻度 | 測定地点 |
---|---|---|---|
大気成分 | ガス状金属水銀 (GEM) | 連続測定(約16回/日) | 辺戸岬・男鹿半島 |
ガス状酸化態水銀 (GOM) | 連続測定(約8回/日) | ||
粒子状水銀 (PBM) | |||
粒子状物質中のその他金属 (有害17成分、指標6成分) |
週1回測定(7日間連続サンプリング) | 辺戸岬 | |
降水成分 | 降水中の水銀濃度 | 週1回測定(7日間連続サンプリング) | 辺戸岬・男鹿半島 |
※本調査における「金属水銀」とは、大気中にガス状で存在する水銀元素(Hg0)のことを指します。また、「酸
化態水銀」は、大気中にガス状で存在する酸化された水銀(Hg2+)を、「粒子状水銀」は、大気中の粒子状物
質に含まれる又は吸着している水銀を、それぞれ表しています。
※大気汚染防止法に基づいて行われている有害大気汚染物質モニタリング調査における水銀濃度のモニタリングと
本調査では測定方法が異なります。
データダウンロード
●沖縄県辺戸岬
形態別水銀:[CSV](測定期間 GEM 平成19(2007)年10月~、GOM・PBM 平成21(2009)年10月~降水中水銀:[CSV](測定期間 平成28(2016)年4月~)
●秋田県男鹿半島
その他の測定項目 |
---|
・気象観測 (1) 気象庁 奥 地域気象観測所(アメダス観測所) 位置:沖縄県国頭郡国頭村(26°50’6’’N、 128°16’18’’E、標高232m) 外部リンク:過去の気象データ検索(気象庁) ※辺戸岬大気・エアロゾル観測ステーションから南南東に約4km離れた地点にある地域気象観測所です。 (2) 国設辺戸岬酸性雨測定所 位置:沖縄県国頭郡国頭村(26°52’0’’N、 128°14’56’’E) 外部リンク:測定データ 国設辺戸岬酸性雨測定所(環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)) ※国設辺戸岬酸性雨測定所は辺戸岬大気・エアロゾル観測ステーションの隣接地に位置しています。 ※「そらまめくん」では、直近1年の1時間値(速報値)データをダウンロードすることができます。 |
品質管理実施状況
●ガス状金属水銀(GEM):Tekran社製形態別水銀連続測定装置のメンテナンス、添加回収試験
●降水(分析毎):操作ブランク試験、二重測定(実験室分析)、添加回収試験(純水添加)、MDL試験(検出下限値及び定量下限値確認試験)
利用規約
1.有害金属モニタリングの著作権は、環境省に帰属します。
2.データベースの全て又は一部を第三者に譲渡、貸与、配付することはできません。
3.当省は、データの利用による問題、損害、損失に対して一切の責任を負いません。
4.科学的、政策関連、または教育活動などの非商業的な目的にのみ利用可能です。
5.データを利用した結果を公表する場合には、本データベースの形態別水銀データファイル、降水中水銀データファイルを利用した旨を明記してください。
6.出典:環境省『有害金属モニタリング調査』(https://www.env.go.jp/chemi/tmms/monitoring.html)
7.データの無断転載、改ざんを禁じます。
2.データベースの全て又は一部を第三者に譲渡、貸与、配付することはできません。
3.当省は、データの利用による問題、損害、損失に対して一切の責任を負いません。
4.科学的、政策関連、または教育活動などの非商業的な目的にのみ利用可能です。
5.データを利用した結果を公表する場合には、本データベースの形態別水銀データファイル、降水中水銀データファイルを利用した旨を明記してください。
6.出典:環境省『有害金属モニタリング調査』(https://www.env.go.jp/chemi/tmms/monitoring.html)
7.データの無断転載、改ざんを禁じます。
お問い合せ先 | |
環境省 | 大臣官房環境保健部環境保健企画管理課水銀対策推進室 |
suigin@env.go.jp |