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放射線に関する『よくある質問』

食品
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水道水の放射性物質「不検出」は納得がいかないという意見があります。
もっと小さい値まで測定できるのではないでしょうか。 -
「不検出」の表示は、放射性物質が全く存在しないということではなく、それが検出限界未満の計数値であるということです。自然には天然由来の放射性物質が存在し、それによるバックグラウンド放射線による計数値は統計的な変動を持っています。
もし測定対象とする放射線のバックグラウンド計数値の変動幅内に埋没してしまうようであれば、その計数値が測定されたのかもしくはバックグラウンドの変動による増加なのかが区別がつかないということです。そのため測定に当たって、統計的に有意な計数値として検出しうる最低量である検出限界値を設定しています。
この限界値は検出器の精度のみで決まるのではなく、バックグラウンドのレベルでも決まります。検出器の性能が向上し、遮へい等でバックグラウンドレベルを下げ、測定時間を十分にとれば、検出限界値は下げることが可能となります。参考リンク