放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和元年度版、 HTML形式)

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第3章 放射線による健康影響
3.7 がん・白血病

白血病と線量反応関係

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原爆被爆者の調査の結果から、慢性リンパ性白血病及び成人T細胞白血病を除いた白血病の線量反応関係は二次関数的であり、線量が高くなるほどリスク上昇が急になる凹型の線量反応が示されています(図中の線形二次曲線)。一方、低線量では、単純な線形線量反応で予測されるよりもリスクは低くなると考えられています。
図中には骨髄吸収線量の線量階級別に求めた過剰相対リスクが黒い点で示されており、線形二次線量反応モデルに基づく過剰相対リスクは黒いラインで示されています。
(関連ページ:上巻P96「相対リスクと寄与リスク」

本資料への収録日:2013年3月31日

改訂日:2018年2月28日

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