放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成28年度版、 HTML形式)

第7章 環境モニタリング
7.3 降下物中の放射性物質

セシウムとヨウ素の降下量(新潟県・山梨県の経時変化)

セシウムとヨウ素の降下量(新潟県・山梨県の経時変化)
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東京電力福島第一原子力発電所から300km離れた甲府市において、事故直後の平成23年3月に放射性セシウム(1か月で1km2当たり約340メガベクレル)、放射性ヨウ素(1か月で1km2当たり約480メガベクレル)の降下が観測されましたが、平成23年4月以降は、放射性降下物が大幅に減少したことが分かります。180km離れた新潟市においては、事故直後の平成23年3月においても、放射性セシウム(1か月で1km2当たり約3メガベクレル)、放射性ヨウ素(1か月で1km2当たり約0.2メガベクレル)の降下が少なかったことが分かります。
こうした降下物に対応するため、平成23年3月17日には厚生労働省が食品の暫定規制値を定め、流通制限を行い、3月18日からは文部科学省(当時)が宮城県及び福島県を除く各都道府県において毎日1地点の水道水の検査を実施しました。
なお、現在、水道水の検査は、年1回実施しております。

本資料への収録日:平成25年3月31日

改訂日:平成29年3月31日

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