保健・化学物質対策
化学物質に関するグローバル枠組み(GFC)
正式名称
Global Framework on Chemicals (GFC) - for a planet free from harm of chemicals and waste
化学物質に関するグローバル枠組み ― 化学物質や廃棄物の有害な影響から解放された世界へビジョンと目的
- GFCは国際的な化学物質管理の新しい枠組みであり、「安全で健康的かつ持続可能な未来のために、化学物質や廃棄物の有害な影響から解放された世界へ」をビジョンとして掲げ、「環境と人の健康を保護するために、化学物質と廃棄物による害を防止、またはそれが実行可能でない場合は最小化すること」を目的としています。
- 化学物質のライフサイクル全体(製造から製品、廃棄物段階を含む)をカバーし、また、多様な分野(環境、経済、社会、保健、農業、労働等)における、多様な主体(政府、政府間組織、市民社会、産業界、学術等)による自主的な枠組みです。
戦略目的と個別ターゲット
- GFCでは、5つの目的とその達成のために28の個別ターゲットが設定されています。
- 戦略目的A:化学物質と廃棄物の適正管理のための法的枠組み・組織的メカニズム・能力の実装(ターゲットA1~A7)
- 戦略目的B:意思決定とアクションのための包括的で十分な知識・データ・情報の生成・公開・アクセス(ターゲットB1~B7)
- 戦略目的C:懸念課題の特定・優先化・対応(ターゲットC1)
- 戦略目的D:便益の最大化とリスクの防止・最小化のための製品チェーンでの安全な代替と革新的・存続可能な解決策の実装(ターゲットD1~D7)
- 戦略目的E:リソース動員・パートナーシップ・協力・能力形成の増強及び関連意思決定プロセスへの統合を通した実施の向上(ターゲットE1~E6)
- (各ターゲットの内容は下欄「GFCの関連文書」での、「GFC環境省仮訳」でご確認いただけます。)
我が国の取組
GFC国内実施計画
- 我が国としては、関係省庁による連絡会議において国内実施計画を策定し、GFCに沿った取組の状況についてフォローアップを行うこととしています。
- 加えて、政策対話を用いた各主体との意見集約やパブリックコメントの実施等を通じて、幅広い分野、主体の参加を得ながら国内実施計画の策定・実施を進めていきます。
化学物質に関するグローバル枠組み(GFC)関連省庁連絡会議
化学物質と環境に関する政策対話
令和6年2月の第19回政策対話において、GFCの各ターゲットに紐付く各主体の取組について意見交換を行いました(リンク)。