保健・化学物質対策
第4回 内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)問題に関する国際シンポジウム
つくば国際会議場 2001年12月15日~17日
要旨集
プログラム・講演者
一般向けセッション要旨
専門家向けセッション要旨
- セッション1「脳神経系機能発達への影響と作用メカニズム」 [PDF]
- セッション2「スクリーニング・試験法」 [PDF]
- セッション3「HTPS /QSAR (ハイ・スループット・スクリーニング/構造活性相関」 [PDF]
- ナイトセッション「トキシコジェノミクス」 [PDF]
- セッション4「野生生物への影響」 [PDF]
- セッション5「健康影響」 [PDF]
- セッション6「海外の取組の現状」 [PDF]
英文要旨集
プログラムの内容
12/15(午後)一般向けセッション
開会挨拶
主催者挨拶 環境大臣 川口 順子
後援者挨拶 茨城県知事 橋本 昌
来賓挨拶 衆議院議員 馳 浩
来賓挨拶 参議院議員 加藤 修一
特別講演
演題・講演
POPs -残留性有機汚染物質
ボーヤンセン(スウェーデンストックホルム大学)
第1部 我が国の取組の現状
環境省における内分泌攪乱化学物質問題への対応について
安達 一彦(環境省)
内分泌攪乱化学物質問題に関する我が国の取組の現状 ―環境省全国一斉調査の結果―
田辺 信介(愛媛大学沿岸環境科学研究センター)
内分泌攪乱化学物質の日本におけるヒト胎児複合曝露の現状
森 千里(千葉大学大学院医学研究院)
魚類への有害性評価のための試験体系
横田 弘文(財団法人化学物質評価研究機構)
内分泌攪乱作用が疑われる物質の低用量における影響評価の試み
青山 博昭(財団法人残留農薬研究所)
DNA マイクロアレイ技術を用いた内分泌攪乱化学物質の影響評価の試験法開発
近藤 昭宏(宝酒造株式会社バイオ研究所)
水環境における内分泌攪乱化学物質に関する日英共同研究について
有薗 幸司(熊本県立大学)
国立環境研究所における内分泌撹乱化学物質研究
森田 昌敏(独立行政法人国立環境研究所)
第2部 パネルディスカッション 「環境ホルモン21世紀・開かれたアプローチをめざして」
パネルディスカッション「環境ホルモン21世紀・開かれたアプローチをめざして」の要旨 [PDF]
パネリスト:
合原 一幸(東京大学大学院新領域創成科学研究所)
大石 芳野(フォトジャーナリスト)
河野 一郎(筑波大学)
森 千里(千葉大学大学院医学研究院)
養老 孟司(北里大学)
ジョンピーターソンマイヤーズ(米国W.アルトンジョーンズ財団)
岩尾總一郎(環境省)
司会:
谷田部雅嗣(NHK 解説委員)
12/16 専門家向けセッション
セッション1:脳神経系機能発達への影響と作用メカニズム
セッション1「脳神経系機能発達への影響と作用メカニズム」の要旨 [PDF]
座長:
黒田洋一郎(東京都神経科学総合研究所)
ダイオキシンおよび他の環境由来の化学物質の毒性の標的としての脳の発達と行動
バーナードワイス(米国ロチェスター大学)
指定コメント:遠山 千春(独立行政法人国立環境研究所)
甲状腺ホルモン、脳の発達、および環境
R.トーマスゾラー(米国マサチューセッツ大学)
指定コメント:鯉淵 典之(群馬大学)
培養下での神経細胞ネットワークの機能発達 ~内分泌攪乱化学物質の脳発達への影響を調べるイン・ビトロでのアッセイ系~
黒田洋一郎(東京都神経科学総合研究所)
内分泌攪乱化学物質の高等動物における影響評価
吉川 泰弘(東京大学大学院)
学習障害および行動障害における環境由来の神経毒性物質の役割を示す証拠
デボラC.ライス(米国環境保護庁(EPA))
セッション2:スクリーニング・試験法
座長:
ハーマンB.W.M.クーター(OECD)
内分泌攪乱化学物質の試験と評価に関するグローバルストラテジーに向けた国際的イニシアチブ
ハーマンB.W.M.クーター(OECD)
エストロゲン様化学物質のスクリーニングと試験の枠組みの国際的標準化
ジェームズW.オーウェンズ(米国プロクターアンドギャンブル社)
水生環境における内分泌攪乱現象の試験戦略
ダニエルB.ピックフォード(英国アストラゼネカ社)
鳥類におけるスクリーニング法の開発の現状と今後の展望
和田 勝(東京医科歯科大学)
日本における両生類の内分泌攪乱試験研究の現状
内山 実(富山大学)
セッション3:HTPS /QSAR (ハイ・スループット・スクリーニング/構造活性相関
セッション3「HTPS /QSAR (ハイ・スループット・スクリーニング/構造活性相関」の要旨 [PDF]
座長:
菅野 純(国立医薬品食品衛生研究所)
ロバートJ.カブロック(米国環境保護庁(EPA))
HTPS/QSAR(ハイ・スループット・スクリーニング/構造活性相関) 内分泌かく乱化学物質問題におけるスクリーニング手法と先端科学・技術
菅野 純(国立医薬品食品衛生研究所)
QSAR を用いた内分泌攪乱化学物質の優先順位付け
ウェイダトン(米国FDA 国立毒性学研究センター(NCTR))
標的受容体構造に基づく内分泌撹乱物質の三次元構造活性相関解析
富岡 伸夫、板井 昭子(株式会社医薬分子設計研究所)
Reporter Gene Assay を利用したHigh Throughput Pre- screening 法の有用性
武吉 正博(財団法人化学物質評価研究機構)
機能的ゲノミックスに向けた新たなアプローチ<br>
ブルースブルンバーグ(米国カリフォルニア大学)
エストロゲン受容体に相互作用するペプタイドのコンビナトリアル・ファージ・ライブラリ・スクリーニング:外来性エストロゲン類の生物学・薬理学研究のためのツール
ジュリアンM.ホール(米国国立環境衛生科学研究所)
ナイトセッション:トキシコジェノミクス
座長:
井上 達(国立医薬品食品衛生研究所)
機能ゲノム科学―生命メカニズムの理解にむけて―
小原 雄治(国立遺伝学研究所)
汚染物質の魚類への影響評価におけるトキシコジェノミクスとその将来性
ティムウィリアムズ(英国バーミンガム大学)
メダカゲノミクスの進展
成瀬 清(東京大学大学院)
アフリカツメガエル(Xenopus laevis/Xenopus tropicalis )を用いたマイクロアレイの現況
ブルースブルンバーグ(米国カリフォルニア大学)
内分泌攪乱化学物質のトキシコジェノミクス評価
ティモシーリチャードザカロフスキー(米国ミシガン州立大学)
ラットにおける非遺伝子傷害性肝発がん物質投与による発現遺伝子群のカタログ化
渋谷 淳(国立医薬品食品衛生研究所)
内分泌攪乱化学物質に対する胎仔の転写プロファイル
ジョージP.ダストン(米国プロクターアンドギャンブル社)
12/17 専門家向けセッション
セッション4 : 野生生物への影響
座長:
井口 泰泉(岡崎国立共同研究機構)
内分泌攪乱と他の毒性機序との相互作用の重要性
マイケルH.デプレッジ(英国プリマス大学)
内分泌攪乱化学物質感受性遺伝子: 野生生物におけるアリル炭化水素受容体の分子生物学的解析とダイオキシン感受性
マークE.ハーン(米国マサチューセッツ州ウッズホール海洋研究所(WHOI))
内分泌攪乱化学物質が魚類の成熟・再生産に及ぼす影響 ─農林水産省における取り組みを中心として─
藤井 一則(独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所)
アトラジンによるカエルの雌雄同体:室内研究と野外研究との連携
タイロンB.ヘイズ(米国カリフォルニア大学バークレー校)
エストロゲンを越えて-内分泌攪乱をもたらす複数の機序
ルイスJ.ジレットJr.(米国フロリダ大学)
セッション5:健康影響
座長:
平原 史樹(横浜市立大学)
ポールA.L.ランカスター(オーストラリアニューサウスウェールズ大学)
日本の先天異常モニタリング―モニタリングによる内分泌攪乱化学物質の影響の評価―
平原 史樹(横浜市立大学)
オランダにおける停留精巣と尿道下裂:内分泌攪乱化学物質が関与しているか?
フランクH.ピエリク(オランダエラスムス大学ロッテルダム)
男性の生殖健康の傾向
ポールA.L.ランカスター(オーストラリアニューサウスウェールズ大学)
1,1- ジクロロ- 2,2- ビス(P- クロロフェニル)エチレンとポリ塩化ビフェニルと乳癌: 米国における5 つの研究の総合分析
デイビッドJ.ハンター(米国ハーバード大学)
セッション6:海外の取組の現状
座長:
武井 貞治(環境省)
基調講演: WHO/UNEP/ILO 国際化学物質安全性計画(IPCS)における内分泌攪乱化学物質(EDC)に関する科学の現状についてのグローバルアセスメント
ロバートJ.カブロック(米国環境保護庁(EPA))
内分泌攪乱化学物質スクリーニングプログラムの実施に向けた進歩状況
ゲーリーE.ティム(米国環境保護庁(EPA))
ホルモン様活性を有する化学物質(HAA)に関する化学工業界のリサーチプログラム
ジュディスA.グラハム(米国米国化学工業協会)
英国における内分泌攪乱に関する調査
キャスリーンキャメロン(英国環境・食糧・農村地域省(DEFRA))
マレーシアにおける内分泌攪乱化学物質の調査
ムスタファアリモハマド(マレーシアマラヤ大学)