保健・化学物質対策
第3回 内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)問題に関する国際シンポジウム
パシフィコ横浜 2000年12月16日~18日
要旨集
プログラム・講演者
公開セッション要旨
専門家向けセッション
- セッション1「野生生物への影響」 [PDF]
- セッション2「健康影響」 [PDF]
- セッション3「試験法」 [PDF]
- セッション4「作用メカニズム」 [PDF]
- セッション5「低用量問題」 [PDF]
- セッション6「リスク管理」 [PDF]
英文要旨集
プログラムの内容
12/16(午後) 公開セッション
開会挨拶
主催者挨拶 環境庁長官 川口 順子
後援者挨拶 神奈川県知事 岡崎 洋
特別講演
内分泌攪乱の試験法:「体内小宇宙:インナースペース」より良く理解するために
ティオコルボーン(WWF (世界自然保護基金)科学顧問)
パート1 取組の現状
自民党の化学物質問題への取組と今後の課題
馳 浩(衆議院議員)
公明党の環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)問題への取り組みについて(3)
藤 修一(参議院議員)
米国における現在の内分泌攪乱化学物質戦略
ゲーリーE.ティム(米国環境保護庁(EPA))
EU の内分泌攪乱化学物質問題に対する取組について
ビルジットファントンゲレン(EU 欧州委員会)
韓国における内分泌攪乱化学物質関連の政府政策
クムスソク(韓国環境庁)
「環境庁における内分泌攪乱化学物質問題への対応について」
上田 博三(環境庁環境保健部環境安全課長)
パート2 パネルディスカッション 「内分泌攪乱化学物質どこまでわかってきたか」
パネルディスカッション「内分泌攪乱化学物質どこまでわかってきたか」の要旨 [PDF]
パネリスト:
ティオコルボーン(WWF (世界自然保護基金)科学顧問)
田辺 信介(愛媛大学沿岸環境科学研究センター(CMES))
ジョンA.マクラクラン(米国チューレン大学/ザビエル大学)
堤 治(東京大学)
アンジェリナジョイセリオドゥガン(米国穀物保護協会)
関沢 純(国立医薬品食品衛生研究所化学物質情報部)
総括:
高杉 暹(横浜市教育委員会委員長)
12/17 専門家向けセッション
セッション1:野生生物への影響
座長:
井口 泰泉(岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター)
ルイスJ.ジレットJr.(米国フロリダ大学)
内分泌攪乱汚染物質:野生生物から学ぶ
ルイスJ.ジレットJr.(米国フロリダ大学)
貝類における内分泌攪乱:韓国と日本における有機スズ汚染との関連で見たイボニシ、バイ及びマダカアワビに関するケーススタディ
ヒョンセオチョ(韓国国立麗水大学校)
沢ガニにおける雄雌同体
有薗 幸司(熊本県立大学)
英国河川における野生魚類の性攪乱─その意味するものは何か?
スーサンジョブリング(英国ブルネル大学)
カエルおよび分子ツールボックスを用いた甲状腺ホルモン攪乱作用の検出
カレンクリスティアーヌヘルビング(カナダヴィクトリア大学)
化学および生物学を使用した環境内内分泌攪乱化学物質評価
ジョンP.ギージー(米国ミシガン州立大学)
内分泌攪乱化学物質と野生生物に関する現在の知見について
ピーターマティセン(英国CEFAS (漁業水産養殖学センター)
セッション2:健康影響
座長:
紫芝 良昌(虎ノ門病院)
内分泌攪乱化学物質の疫学データ:米国ノースカロライナ州とメキシコでの調査
ウォルターJ.ローガン(米国国立環境保健科学研究所(NIEHS))
ポリ塩化ビフェニル類(PCB類)とダイオキシン類の環境曝露 授乳が小児の長期にわたる脳発達に与える影響 オランダのPCB/ダイオキシン縦断的調査1234の総説
エルンストルドルフベルスマ(オランダグロニンゲン大学病院)
PCBと他の有機塩素系物質に曝露した集団における甲状腺の状態、特定の自己抗体、およびバイオマーカーの発現頻度
パベルランゲル(スロバキア科学アカデミー)
ポリ塩化ビフェニールおよびジベンゾダイオキシンに曝露したYucheng 患者における内分泌攪乱を示す証拠
ユエリャンレオングオ(台湾国立成功大学病院)
ダイオキシンとヒトの健康:イタリア「セベソ」20年間のデータ
パオロモカレッリ(イタリアミラノ大学ビコッカ校)
セッション3:試験法
座長:
松尾 昌(住友化学工業株式会社)
トーマスH.ハッチンソン(英国アストラゼネカ社ブリクスハム環境研究所)
内分泌攪乱化学物質の環境毒性学試験法と生態系リスク評価
トーマスH.ハッチンソン(英国アストラゼネカ社ブリクスハム環境研究所)
内分泌攪乱化学物質の有害性評価に対するメダカ繁殖試験とフルライフサイクル試験の比較
横田 弘文(財団法人化学物質評価研究機構)
子宮肥大試験を中心としたエストロジェン様化学物質のスクリーニング
菅野 純(国立医薬品食品衛生研究所)
アンドロゲン活性物質に対するスクリーニング戦略
ポールマシューディビッドフォスター(米国化学工業毒性学研究所(CIIT))
内分泌活性化学物質の第2 段階試験:現行の多世代試験の方法は適切か?
ポールマシューディビッドフォスター(米国化学工業毒性学研究所(CIIT))
12/18 専門家向けセッション
セッション4:作用メカニズム
座長:
長濱 嘉孝(岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所)
名和田 新(九州大学大学院医学研究院)
内分泌かく乱物質の魚類の性分化に及ぼす作用機構
中村 將(琉球大学熱帯生物圏研究センター)
生殖腺の性分化を支える転写因子
諸橋憲一郎(岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所)
ステロイド生成とStAR タンパク質に対する内分泌撹乱物質の影響
ダグラスマイケルストッコ(米国テキサス工科大学保健科学センター)
転写因子・共役因子と内分泌攪乱化学物質
名和田 新(九州大学大学院医学研究院)
内分泌攪乱物質の作用と毒性:エストロゲン受容体遺伝子ノックアウトマウスを用いた研究
ケネスS.コラック(米国国立環境保健科学研究所(NIEHS))
セッション5:低用量問題
座長:
井上 達(国立医薬品食品衛生研究所安全生物試験研究センター)
ロバートJ.カブロック(米国環境保護庁(EPA))
内分泌攪乱反応における低用量問題について
ロバートJ.カブロック(米国環境保護庁(EPA))
NTP/NIEHS の内分泌攪乱化学物質低用量作用に関する専門家再検討の概要
ロナルドL.メルニック(米国国立環境保健科学研究所(NIEHS))
CD (Sprague- Dawley )ラットにおけるビスフェノールA(BPA )の混餌投与による3 世代生殖毒性試験
ロシェルW.ティル(米国リサーチトライアングルインスティテュート生命科学・毒性学センター)
思春期前のラットにおける生殖機能の発達に対するノニルフェノールのin vivo での影響:用量反応に関する考察
ピンC.リー(米国ウィスコンシン医科大学)
指定コメント:
遠山 千春(国立環境研究所環境健康部)
ジェームスC.ラムIV (米国BBL サイエンス社)
ヒト曝露レベルのビスフェノールA におけるマウス発生の変異
フレデリックS.フォンサール(米国ミズーリ大学コロンビア校)
ビスフェノールA のラットにおける2 世代繁殖試験
江馬 眞(国立医薬品食品衛生研究所大阪支所)
指定コメント:
菅野 純(国立医薬品食品衛生研究所安全生物試験研究センター)
堤 治(東京大学)
ジェームスP.カリヤ(米国環境保護庁(EPA ))
セッション6:リスク管理
座長:
鈴木 継美(東京大学名誉教授、日本内分泌攪乱化学物質学会長)
循環型社会形成と残留性化学物質のコントロール
酒井 伸一(京都大学環境保全センター)
内分泌攪乱化学物質に対する英国政府の取組み
キャスリーンキャメロン(英国環境省(DETR))
米国における内分泌攪乱化学物質危険性評価の実際
ゲーリーE.ティム(米国環境保護庁(EPA))
「環境ホルモン戦略計画SPEED'98 」
金井 雅利(環境庁環境保健部環境リスク評価室長)