中皮腫登録の概要

目的

　個々の医学的判定の結果等を整理・集積・データベース化し、診断や治療が容易でない中皮腫について、全国的に中皮腫患者の情報を解析することで、中皮腫の治療法や診断精度の向上、中皮腫の発症動向の把握及び推計への活用するため。

実施方法

1. 救済制度において中皮腫として認定された症例に関する医学的判定に関する情報等が入力された登録シートの情報をデータベースに登録する。
2. 登録した情報について、中皮腫の発生部位別、性別、年齢階層別、組織型別に整理し、集計を行う。
3. バーチャルスライド及びデジタイザーを用いて、中皮腫認定症例のヘマトキシリン・エオジン（HE）染色標本及び画像等を電子データ化する（個人情報は秘匿化する）。電子データ化された情報は、データベースの属性情報（申請番号等）を付与し、データベースと連結可能な形で保存する。
4. 中皮腫認定症例において、画像がDICOM形式のデータで提出されている場合は、当該データDICOM画像サーバーに保存する。
   

展望

　データベースに登録された中皮腫罹患者の治療・診断方法等の情報を解析することにより、中皮腫の迅速な判定に資する知見が集積される。また、その結果を広く医療機関に情報提供することにより、治療・診断方法の向上が期待される。今後も登録数を増やすとともに、掲載情報の充実に努めてまいります。

関連リンク

独立行政法人環境再生保全機構（リンク）