大気環境・自動車対策

低NOx型小規模燃焼機器の推奨ガイドラインについて

制度の経緯

国では、大気汚染防止法で、工場などに設置する大規模なボイラーなどを「ばい煙発生施設」として、窒素酸化物などの大気汚染物質の排出濃度や排出量を規制することで、大気汚染を防止しています。
一方、家庭や学校などに設置する小さなボイラーなどは、法規制の対象ではありません。
しかし、小さなボイラーなどは、排出口が低く、また、居住空間の近くに数多く設置されるため、全体的な排出量は無視できません。そのため、環境省では平成8年度から、小さなボイラーなどを対象として、大気汚染物質の排出量が少ない機器を優良品として推奨するために『小規模燃焼機器の窒素酸化物排出ガイドライン』を策定し、普及に努めてまいりました。
今回、策定から10年以上経過しており、技術開発の進展や世の中の環境への関心の高まりを踏まえ、ガイドラインの見直しを行い、『低NOx型小規模燃焼機器の推奨ガイドライン』を作成いたしました。
奨ガイドラインとは、現在及び数年後の状況において、技術的・経済的に実現可能な最高水準の技術を用いた場合のNOx排出濃度を定めたものです。