大気環境・自動車対策

「解体等工事における石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーション・フォーラム」の結果について

石綿(アスベスト)は、天然の繊維状の鉱物でその粉じんを吸入することにより、中皮腫などの重篤な健康障害を引き起こすおそれがあることが知られています。
現在では、新たな石綿製品等の製造・使用等が禁止されていますが、過去に石綿含有建材を使用して建築された建築物等は、解体や改修の際には適切な飛散防止措置が必要とされています。
また、石綿の飛散による健康影響は、社会的に強い関心が寄せられており、周辺住民の不安を解消し、より安全な解体等工事を進めるために、周辺住民等との間の円滑なリスクコミュニケーションの重要性・必要性が高まっています。
このため、環境省では、「石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーションガイドライン策定等検討会」(座長 小林悦夫公益財団法人ひょうご環境創造協会顧問)を設置し、発注者及び自主施工者に向けたガイドライン案を作成するとともに、ガイドライン案及び石綿飛散防止に係るリスクコミュニケーションについて紹介し、広くご意見をお聴きするため、「解体等工事における石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーション・フォーラム」を開催しました。

「石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーションガイドライン」は、フォーラムにおいていただいた意見及び、平成29年2月2日から平成29年3月3日に実施したパブリックコメントの結果を踏まえ、平成29年4月28日に公表しています。

フォーラムの概要

日時

平成29年2月17日(金)13:30~17:00

開催場所

荒川区日暮里サニーホール
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5-50-5 ホテルラングウッド4階

主催

環境省

対象者

工事発注者(不動産デベロッパー等)、工事業者(受注者)、自治体、NPO法人、一般市民など

参加人数

141名

プログラム

13:30 開会
13:40 基調講演(資料1)
 〔題名〕石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーションの重要性について
 講演者:村山武彦(東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 教授)
14:10 リスクコミュニケーションの事例(資料2)
 〔題名〕石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーション事例の紹介
 講演者:外山尚紀(NPO法人 東京労働安全衛生センター 労働衛生コンサルタント)
14:40 ガイドライン案の概要説明(資料3)
 環境省水・大気環境局大気環境課
15:15 パネルディスカッション
 コーディネーター:
  小林 悦夫(石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーションガイドライン策定等検討会 座長 公益財団法人ひょうご環境創造協会 顧問)
 パネリスト:
  瀧口 博明(環境省水・大気環境局大気環境課 課長)
  村山 武彦(東京工業大学環境・社会理工学院融合理工学系 教授)
  外山 尚紀(NPO法人東京労働安全衛生センター 労働衛生コンサルタント)
  青島 等 (一般社団法人日本建設業連合会)
  蓮沼 弘行(埼玉県環境部大気環境課規制担当 主幹)
17:00 終了

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