報道発表資料

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2024年04月05日
  • 総合政策

環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」の新規認定について (一般社団法人里の家 「里の家」))

 持続可能な社会の担い手を育成するための環境教育においては、五感を使って学びを深める体験活動を行うことが重要です。環境教育等促進法に基づき都道府県知事等が認定する「体験の機会の場」は、安全性の基準を満たし、質の高い体験プログラムを提供する体験活動の場となっています。
 この度、浜松市にある一般社団法人里の家の「里の家」が「体験の機会の場」として認定されましたので、お知らせします。現在、本施設を含め全国33か所が認定されております。
 
 
<認定「体験の機会の場」里の家の概要>
 一般社団法人里の家は、里の家において、里山のフィールドと古民家を拠点に人と人とのつながり、里山と人とのつながりを取り戻す循環型の教育プログラムや体験型の研修を実施しています。
 「体験の機会の場」に認定されたことにより、より多くの人たちが、同施設の利用を通じて体験活動を行うことで、持続可能な社会の実現に資する深い学びを得ることが期待されます。

1.新たに認定された「体験の機会の場」について

〇名  称:里の家※1  http://satonoie.org/index.html
〇所在地:浜松市浜名区都田町1642番地の一部
〇申請者:一般社団法人里の家※2
〇認定者:浜松市長
〇事業内容:里山のフィールドと古民家を拠点に人と人とのつながり、里山と人とのつながりを取り戻す循環型の教育プログラムや体験型の研修を実施。
 
※1 里の家
 環境教育インストラクター、環境カウンセラーをはじめ多彩なスタッフで運営され、保育園や市民団体などの受け入れを行っています。敷地内の古民家を拠点に、森と田畑、浜名湖をつなげ、循環型の暮らしを体験する里山里海プログラムや養生カフェなどの年間120回を越えるプログラムやイベントが開催されています。
 
※2 一般社団法人里の家
 自然体験活動の拠点として借りていた古民家と周辺の里山を、2008年から古民家と里山の暮らしを再生するため、田畑の開墾、森の整備や井戸の復活などの手入れを行い、「里の家」として整備し、親子の里山体験をはじめとして、自然体験・農林業体験・環境教育・環境保全の4つを指針とする総合的な環境教育を提供しています。また、薬草・藍染など里山文化を伝える活動、樹木・柑橘・ハーブの精油事業を行っています。令和4年度には、第10回グッドライフアワード環境大臣最優秀賞を受賞。
  
(古民家での体験の様子 一般社団法人里の家提供)

2.「体験の機会の場」認定制度について

 環境教育等促進法第20条に基づく制度で、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動等の体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき都道府県知事・指定都市等の認定を受けることのできる制度です。認定に当たっては、安全確保や実施体制に関することなどが要件となっており、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっています。現在、本施設を含め全国33か所の場が認定を受けています。
(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_57.html
 また、認定された団体には、「体験の機会の場認定制度マーク」の使用が許諾されます。
(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_58.html




〇浜松市公開ページ
 https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kankyou/ecoedu/taiken-nintei.html#satonoie

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
東岡 礼治
室長補佐
長岡 千恵
係長
丹野 雄太
担当
池田 征広