報道発表資料
2023年06月02日
- 自然環境
野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査 (定期糞便採取調査)の結果について(令和5年4月分)
環境省では、野鳥における高病原性鳥インフルエンザのサーベイランス(監視・調査)の一環として、全国52か所(各都道府県で1か所以上)で、渡り鳥の渡来初期(10月~12月)を中心に翌年4月まで野鳥(ガンカモ類)の糞便を採取し、ウイルスの保有状況を調査(定期糞便採取調査)しています。
令和5年4月に実施した同調査では、高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されませんでした。
令和5年4月に実施した同調査では、高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されませんでした。
1.調査の概要
- 環境省では、都道府県の協力を得て、野鳥が海外から日本に高病原性鳥インフルエンザウイルスを持ち込んだ場合に早期発見すること、野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況を把握することを目的として、野鳥(ガンカモ類)の糞便採取調査を実施しています。
- 具体的には、全国52か所(各都道府県で1か所以上)で、渡り鳥の渡来初期に当たる時期(10月~12月)を中心に翌年4月まで野鳥(ガンカモ類)の糞便を採取し、ウイルスの保有状況を確認する調査を各箇所1回以上実施しています。
- 今回の結果は、令和5年4月に実施した調査分となります。
2.調査内容(令和5年4月分)
兵庫県淡路市で計100個の糞便を採取
3.検査結果
- 今回採取した糞便について、高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況を検査した結果、全て陰性でした。
※ 本調査で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された場合、「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に従って野鳥監視重点区域の指定等の対応を行います。
※ 本調査とは別に、環境省が実施している調査(死亡野鳥等調査、環境試料調査)及び大学・地方自治体が実施している独自調査(糞便採取調査、死亡野鳥等調査、環境試料調査)において、令和5年4月は計13例の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。詳細につきましては、下記環境省ホームページを御覧ください。
今シーズン(令和4年10月~令和5年4月)の定期糞便採取調査について
- 今シーズン(令和4年10月~令和5年4月)の定期糞便調査は、令和5年4月をもって終了します。今シーズンの定期糞便採取調査では、合計5,867個の糞便を採取し、検査を行いました。
- 高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況を検査した結果、昨年11月に回収された1検体のみ陽性でした。
参考情報
環境省のホームページでは、高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8285
- 室長
- 東岡 礼治
- 室長補佐
- 村上 靖典
- 室長補佐
- 庄司 亜香音
- 担当
- 兼松 賢人