岡山県の死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス確定検査陽性について（野鳥国内10例目）

岡山県小田郡(おだぐん)矢掛町(やかげちょう)で、12月４日（金）に回収され、簡易検査で陽性となったハヤブサ１羽（別紙No.13）の死亡個体について確定検査を実施したところ、本日、高病原性鳥インフルエンザウイルス（H5N8亜型）が検出された旨の報告がありました。

１．経緯

12月４日（金）　・岡山県小田郡矢掛町でハヤブサ１羽の死亡個体を回収

　　　　　　　　・簡易検査を実施したところ、Ａ型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応

　　　　　　　　・回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化

12月９日（水）・鳥取大学が確定検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス

　　　　　　　　（H5N8亜型）が検出

（１）　岡山県と調整の上、野鳥監視重点区域内における野鳥でのウイルスの感染範囲の状況把握、感染源の推定や更なる感染拡大を防止するための基礎情報を得ることを目的とした緊急調査（鳥類調査、死亡野鳥調査等）を実施する予定です。

（２）　「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」（https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.htmlに掲載）に準じて、野鳥の監視強化を始めとした対応を行います。

（３）　野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、11月５日付けで最高レベルとなる「対応レベル３」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。

（１）　鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。

（２）　周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、「野鳥との接し方について」に十分留意されるようお願いします。　　